羽多野渉「過去と未来をつなぐ今の僕」ニューアルバム『TORUS』への想いを語る！

番組レポ 12/7, 2022

文化放送で毎週土曜午後11時から放送しているラジオ番組
『A&Gメディアステーションこむちゃっとカウントダウン』。
12月3日は羽多野渉さんが登場！
ニューアルバム『TORUS』について白石晴香さんが伺いました。

まずはアルバムのタイトルでテーマにもなっている『TORUS』について教えてもらいました。「エネルギーの連続性、循環を表す言葉です。ドーナツ型のトーラス構造体って言うんですけど、循環することで自然のエネルギーが正常になっていくみたいな感じで、トーラス構造体の“円”と、音楽や声優としての活動で得た“縁”をかけたんです」

パッと聞いて理解するのは難しいと思うんですが「実はお願いした作詞家さんが詳しくて“その話僕大好きなんですよ”と盛り上がったんです。だからあっという間に歌詞が出来上がりました。もう完璧過ぎちゃって！歌詞カードをじっくり見てみると、宝探しのように隠しメッセージもあるので是非楽しんで頂ければ」

曲を聞いた印象は「宇宙を感じさせるようなキラキラ。メロディだけじゃなくてアレンジも細かくて。コーラスが多いんですけど機械的な加工で未来的な印象。完成した時は凄くうれしかったですね」

ＭＶでは運転する羽多野さんの姿を見ることが出来ます。「始まってすぐ車に乗り込む時に猫背姿の青年が出てくるんですけど、自分をイメージしてキャラ作りしたんです」

アルバムには斉藤壮馬さん作詞の『No Man Is an Island』も収録。「斉藤壮馬もめちゃめちゃ不思議なことに詳しくて。壮馬に説明する前に“羽多野さんこれ好きですよね”って作り上げてくれて。僕の好きなワードも入っていて、感動で涙が出そうになりました。壮馬が作ってくれた曲は“愛”がテーマになっているんですけど、凄い速さで書いてくれて。壮馬の愛が詰まっているんです」

TM NETWORK『Get Wild』のカバーについても伺いました。「子供の頃から唄っていて、今年3月のライブでカバーさせて頂いたんです。レコーディングの時、“自分の曲よりもイキイキと唄っていませんか？”とプロデューサーに言われました。アレンジャーさんもＴＭ好きで、ボーカルの宇都宮隆さんのライブにゲストで呼ばれてシンセを弾くなど交流もある方なんですけど、凄いクオリティで作ってくれて。レコーディングは自分の好きと勝負している感じでした。好きの集合体になってますよね！」

アルバムバージョンとして新たにレコーディングした『Vivid Junction』は「ライブでアコースティックバージョンを披露したんですけど、たゆまぬエゴサで“いいですね！”というツイートを発見して、レコーディングしようと（笑）。みなさんがこのアルバムを作ってます！メインのボーカルだけでなく合唱曲のようにコーラスを重ねて、自分でも熱がこもりましたね」

リアル写真集プロジェクトの話も伺いました。「スタッフ一同ビックリ！はじめてのクラウドファンディング、発表から５分で目標金額に到達！みなさんのお力、想いを頂いてありがたいなと思います。僕もようやく現物見たんですけど、めちゃめちゃカッコいいです！」

来年3月12日はバースデーライブが行われます。「中野サンプラザの改修前、最後の機会になると思うんですけど、10周年ということで懐かしい楽曲も唄いたいですし、中野サンプラザファンに来て頂いて、会場の思い出も持ち帰って欲しいです」

こむちゃゲストとしてだけでなく、1時間「こむちゃ」にお付き合い頂いた羽多野渉さん。ニューアルバム『TORUS』は、羽多野渉さんにとってどんな作品になったのでしょうか？

「過去と未来をつなぐ今の僕を詰め込んでみました」