文化放送で深夜2時30分から放送中の『Anison Days+』。パーソナリティは森口博子さんと、BS11アナウンサーの八木菜緒さんです。
6月12日の放送は、森口さんと同年にデビューした本田美奈子.さんのエピソードや『機動戦士ガンダムF91』について語られました。
森口博子、本田美奈子.を偲ぶ
アニソンにまつわる思い出を紹介するコーナー「MY Anison Days」。今回はアニメ『明日のナージャ』のオープニング主題歌である、本田美奈子.さんの「ナージャ!!」をオンエアしました。
森口さんは本田さんとデビュー同期。2005年に白血病で亡くなった本田さんについて、森口さんは「闘病中でも発声練習をしていた」と話します。
森口 同期の美奈子ちゃんは闘病中でも発声練習をしていたり、ほんとに前向きでした。私が家で「あー、なんか今日ちょっとキツイなー。でも(練習)やんなきゃなー」って思うときに、「あ、こういうとき美奈子ちゃんだったらしっかりやるんだろうな」って、いっつも美奈子ちゃんのことが思い出されるんです。
森口さんは、毎年開催されている本田さんのメモリアルコンサートにも出演されているそうで、リハーサル時のエピソードを披露します。
森口 リハーサルに行ったら、美奈子ちゃんの社長さんが「美奈子がね、『博子ちゃんの歌がすごく良い、すごく良い』っていっつも言ってたよ」って教えてくれて。私はリハーサルのときに号泣してしまったんです。「いやいやいや、あの美奈子ちゃんからそんな風に言ってもらえてたの!?」という気持ちでした。
森口 コンサートの本番が終わって、楽屋で美奈子ちゃんのお母様にお会いしたときに、お母様も「美奈子がいっつも『博子ちゃんの歌がすごく上手くて素敵』って言ってたわよねー」って。社長さんからもお母様からも連続で聞いて。いやもう、これは私「今日は(練習)キツイなー」とか言ってられないなって思いました。
あらためて「ナージャ!!」を聴いた森口さんは、「アニソンも永遠だし、美奈子ちゃんの歌声も永遠だなって思いました」と話しました。
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大人になってわかる『機動戦士ガンダムF91』の魅力
アニメ『機動戦士ガンダムF91(以下、F91)』の主題歌は、森口さんの「ETERNAL WIND~ほほえみは光る風の中~」。
先日この『F91』が、一日だけガンダム公式YouTubeチャンネルで無料限定公開されていたのだとか。森口さんは、Twitterでアニメの感想を検索していたそうで、感想を見て「嬉しく思ったことがある」と話します。
森口 「当時よりも今まさにささる!」とか、「セリフの言葉一つ一つがやっとわかってきた」みたいな感想があって、一緒に成長したなって。シーブック(『F91』の主人公)が絶望したときに、シーブックのお母さんが「目の前の景色にとらわれていては何も見えないわよ」って言葉をかけるんですけど、私もそういったものがやっと大人になってわかってきたので。そういう風に、みんな一緒に新たな気持ちで作品に向き合って感動してるんだなって思ったのがすごく嬉しかったです。
八木 しかも、今はSNSとかを使えばリアルタイムで感想を共有できるし、いいですよね。
森口 そうなの! そこにきてみんなが「この主題歌が神曲だ」って言ってくれて、私もそう思った(笑)
八木 (笑)
森口 もう絶妙なタイミングで流れるのよ。アニメの途中でも流れるんですけど、エンディングで流れるときはイントロの入り方が神だ。
八木 そう、最後、最後は確かにくる! ほんとに!
森口さんは、「この作品を観たことがない人は、なんのこと? って思うだろうけど、ぜひ観てください。私たちがこうやって言っている意味がわかると思います(笑)」と呼びかけました。