1月8日 第195回 放送後記

2017年も1週間が過ぎました。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか。
まだ、お正月ボケが治らないなんて方、
いらっしゃるのではないでしょうか!


そこで、気を引き締めるためにも、
今回は「ファスナー」をフォーカス!


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そして、ファスナーと言えば、ここでしょ!
向かった先は「YKK株式会社」。
そして、お話伺った場所は、本社のすぐ近くにある
ファスナーの聖地「ものづくり館」。


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ここでは、ファスナーの歴史が学べたり、
家族でファスナーを使ったワークショップで、
楽しめるスペースになっています。

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お話伺ったのは、
YKK歴34年の大ベテランであり、チャックの達人の
加藤久典さん。

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笑顔が素敵で、チャック愛に溢れた達人です。
そして、この「チャック」。
実は通じるのは日本だけだということを
ご存知でしたか?

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チャック→日本
ジッパー→アメリカ
ファスナー→英語(正式名称)


なんと、YKKの社員さんは統一して
皆、ファスナーと呼んでいます。
広報の谷口さんに関しては、
お子さんがうるさい時、「お口にチャック」
ではなく、「お口にファスナー」だそうです。

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とても美人な広報さんでした。


そして、何気なく使っているファスナーですが、
1個1個、パーツにも名前がありました。


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まず、細かい粒々が連続していますね。この粒を
「務歯(ムシ)」と呼びます。
そして、「テープ」という布部分。
さらに、取手が付いた移動させる部分を
「スライダー」と呼びます。


100年以上の歴史を持つ、このファスナーも
まだまだ進化し続けます。
水や空気を通さないモノ、
消防服に使われる燃えないモノ、
デザイン性に優れた可愛らしいモノが社員の方々の
日々のアイデアによって生まれます。


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そんなファスナー愛に溢れるYKK社員にもなると、
ファスナーを見ただけで、その服やバッグの
値段までも分かってしまうそうです。
つまりは、商品の価値に比例して
ファスナーの品質も変動するということです。

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最後に、ファスナーの達人「加藤」さんに、
ファスナーが動かなくなってしまった時の
対処法を聞いてみました。
まずは、応急処置として「油をさす」。
そして、1番大切なことは、
イライラせず、ゆっくり動かすこと。


何事も、イライラしながら焦って行動しては
上手くいかないものです。


そしてこのものづくり館、お勧めです。
ご家族、友人とふらっと立ち寄ってみてください。
帰るころにはスッカリファスナーオタクになっています。


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来週もお楽しみに!


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日常生活の中で、何となくふと「気になった」コトやモノ、ありませんか?
「あの商品はどうやって作られているのだろう?」「なぜ、あの店はいつも行列ができているのだろう?」「最近よく耳に するあの噂話は本当なのだろうか?」 この番組では、そんなちょっとした興味や好奇心を共有していきます。
それを現象としてただ伝えるのではなく、パーソナリティ・岡田眞善がその現場に赴き、見て、聞いて、感じたものをリス ナーの皆さんにお伝えします。
俳優・プロカメラマンとしても様々な活動をしてきた「エネルギッシュすぎる超庶民派ラジオパーソナリティ」の眞善さ んが日曜夜のゆううつ感を吹き飛ばすワイド番組です。


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