記事
-
豪雨災害 岡山・真備町のいま
こんばんは!竹田有里です。
西日本全域の豪雨災害で甚大な被害を受けた岡山・真備町の今の様子を取材しました。
岡山は私の地元です。
小さい頃遊びに連れて行ってもらった懐かしの場所が、濁流によって壊され、
荒れ果てた姿に、言葉を失ってしまいました...堤防の決壊で約8900世帯の半数以上が浸水した真備町地区。
電気、水道、ガスもストップし、信号も止まったままです。高齢者の患者など約300人が取り残され、ヘリやボートを使って自衛隊による救助が行われたまび記念病院では、3m30cmほどの深さまで水が入り込んだということです。
入り口エントラスには、泥が一面に広がり、薬や医療機器が散乱していました。
入澤事務部長は「水害時は、物資が届かず大変困りました。全てを失ってしまったけれども、この町になくてはならない医療機関なので、もう一度ゼロからやり直します。電気復旧まで2か月かかると言われました」と話してくださいました。
また近くのおかきやさんの店内では、おかきの袋が天井に張り付いたまま...
「まだ現実のことのように思えていない。でも命があったことだけでもよかった。」とぐちゃぐちゃになった店内に目を落として語ってくれました。農作物にも被害。
水田が広がっていますが、稲は根こそぎ持って行かれ、
ピオーネなども泥まみれ。小屋やビニールハウスもひっくり返っています。
真備の皆さんからは「見るも無残。復興できるのか...」「"晴れの国 岡山"なのに...」「(岡山市の居住で仕事場が真備の方)全く現地の情報がわからなかった。メディアも気象庁も何も情報が上がってこなかった。もっと早く情報がわかっていれば、もっと早く警報が出ていれば、こんなに犠牲者は出なかったのではないか...」「支援物資よりも人出が圧倒的に少ない」
などなど様々な意見が飛び交っていました。明日火曜日スタジオで真備町の今をまたお伝えさせていただきます!
ちょっと離れた場所では、こんなのどかな田園風景が広がっています。
早く元の平穏な日々が戻りますように...