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温暖化で雑種フグ、毒の部位不明に...
こんばんは、竹田です!
本日のナマチュウでは「雑種フグの毒部位不明の実態」についてお伝えしました。
先週、三重県のスーパーで、「カワハギ」として販売された魚が、猛毒を持つ「ソウシハギ」だった可能性があることがわかりました。
ソウシハギは、内臓などに毒が含まれるものがあり、食べると呼吸困難などで、死に至る可能性もあるという...
間違えてすでに食べた方がいらっしゃるとのことですが、健康被害はなかったそうです。ソウシハギ同様、猛毒を持ってはいるものの、この時期おいしい「フグ」にも危険が今潜んでいるというのです。
フグの雑種化(種間交雑)が広がっているという。
水産大学校生物水産学科・高橋洋准教授は2006年に「雑種フグ」を発見。
高橋准教授によると、「温暖化によって海水温が上昇し、主に太平洋に生息するショウサイフグと、日本海に多いゴマフグが掛け合わされたもの」だそう。
魚の種類によって、毒の部位が異なり、雑種フグにおいては、どこにあるか見当がつかないといいます。見分けが難しい雑種フグが増えれば、市場に出回る恐れもあります。
温暖化の影響はこうした海洋生態系にも大きく出ていますね。
ちなみに、ホッキョクグマと野グマの交配も起き、"ハイブリッドベア"だなんて呼ばれる雑種も
カナダの方には出現しているようです。ところで、放送では「日本海は世界最速で温暖化がすすでいる」という話がありましたが、
「世界で最も早いペースで温暖化の影響が観測されることもある」が正しいです。北極圏でも地球上のどこよりも早いペースで温暖化が進んでいますし、
フィンランドでは世界最速の気温上昇が起きています。
明日は、フグもクマも好きそうな永野景子サブキャスターです!
お楽しみに〜⭐️
(写真は、石田さんが美味しい美味しいおみかんを差し入れでくださいました!
みかんの交配(品種改良)もこれから温暖化の適応対策で出てきそうですね。)