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インドネシアから帰国しました!
こんばんは、竹田です。
サキドリは2週間ぶりでした。というのもインドネシアで気候変動の現状を取材してきました。
いや〜、ジャカルタは渋滞がひどい...
火曜日の世の中サキドリでお馴染みの清水一二さんも、以前放送で、「ジャカルタで開かれたアジアパラ大会取材では渋滞で時間が読めず取材が難しかった」とおっしゃっていましたね。
さて、インドネシアはアジア最速で貧富の差が広がっていると言われています。
ジャカルタの人口はなんと3000万人!!東京の2倍以上!
首都ジャカルタ市内は、日本企業はもちろん外資系企業の高層ビルやショッピングモール、ホテルなどが林立していて、東京よりも活気があるのではないかと感じました。
そんな急速な経済成長を遂げるジャカルタにも、1日1米ドル以下で生活している人たちもいます。
世界銀行の調査によると、気候変動による経済損失はインドネシアが最も多いという試算が出ており、真っ先に被害者となるのは、こうした1日1米ドル以下で生活している人たちなのです。
プール付きの豪邸、フェラーリーやマセラッティなどの高級車が走る道路の裏には、
市内の最大河川「チウリン川」で拾ってきた木や竹、ゴミで作った家々が所狭しと建ち、今にも川に飲み込まれそうになっていました。
専門家によると、温暖化の影響で、ジャカルタは年間降水量は減っているものの、極端豪雨の発生回数は増加傾向にあり、以前に比べ、洪水も発生しやすくなっているといいます。
政府が立ち退きを要請しているものの、住民たちは政府が用意するアパートの家賃が高く払えず、
結局現状のままだといいます。
こうした場所はだんだん減ってきてはいるものの、まだまだ脆弱な場所に住んでいる人たちはたくさんいます。
温暖化による被害は洪水の増加だけでなく、海面上昇の問題も深刻化しています。
北ジャカルタにある港町ムアラアンケでは、チウリン川で立ち退きを余儀なくされ住む家を失った人たちも住んでいます。
もともと海だった場所をゴミや漁で採ってきた貝殻で埋め立て、その上にトタンで小屋を作り住処にしています。
海面上昇や地盤沈下も深刻化し、毎日満潮時になると家が水浸しに...
でも「経済的に余裕がなく、なすすべきがない...子供達の未来が心配。貝も昔のように取れない。なんでこんなことになっているかわからない」と漁師のお父さんが嘆いていました。
ジャカルタだけではなく、スマトラ島の熱帯雨林や少数民族の取材模様もフジテレビでお届けします。ところで、本日サキドリは国際ジャーナリストの春名幹男さんにお越しいただき
明日明後日開かれる米朝首脳会談の行方についてコメントいただきました。インドネシアジャカルタからベトナムハノイへ出張した知人(コーディネーターさん)は、
ハノイの空港でのセキュリティがいつになく厳しくなっていると話をしていました。今回の米朝首脳会談で何か進展があるのか。
行方をしっかりと見張っていきたいと思います。
春名幹男さんには、明後日のサキドリにもご出演いただきます。お見逃しなく!