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• 第534回：手嶋龍一さんをお迎えして

  

  4日目を迎えたスペシャルウィークのSAKIDORI！

  今日のスペシャルコメンテーターは、外交ジャーナリストの手嶋龍一さん。
  今動いているニュースを、さまざまな角度から詳しくお伝えする『ニュースオフサイド』は、今後3ヵ月連続で開かれる日米首脳会談の見通しなど最新の外交問題についてお伝えしました。
  
  まずは、気になる動きから。自民党の萩生田幹事長代行が今日、インターネットのテレビ番組で消費増税に関して「景気感次第で延期もあり得る」との考えを示したことについて、手嶋さんは「一言で言うならば観測気球を打ち上げたということ。安倍政権は大義名分がない。水面下で様々動きはあったがはかばかしくなかった。残る最後のひとつが消費増税で、様子を伺っているのだろう。メディアは堂々と報道すべきでは？」。

  

  ▼昨日までの貿易交渉の初会合で決まったことを整理してくれたのは細木美知代記者（中央）でした。

  

  初会合で決まった「交渉の範囲」を手嶋さんは「日本は物品に限りたい。しかしゼロ回答は難しい。比較的アメリカの要求は穏当と受け止めており、それはその通り。なぜ強気だったトランプ政権が訳知りになってきたのかというと、もう来年には大統領選挙が本格的になっていくから。農産品を作っている自分の支持者から突き上げを食らっているというところがある。」果たして"おみやげ"はどうなるのか？戦闘機「F35A」とのトレードオフは？

  ほかにもアメリカ側が貿易協定に盛り込みたい「為替条項」についても解説していただきました。
  
  ▼リスナーさんからの競馬の質問にも答えてくだった手嶋さん。先日の皐月賞を勝利した「サートゥルナーリア」は手嶋さんのクラブの馬なんですよ！

  
  
  「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』 実行されれば全国の港の機能が止まる、港湾労働者による「大規模ストライキ」の影響をサキドリ！

  1万6000人の労働者で作る「全国港湾労働組合連合会」が10連休中にストライキを示唆しています。最長で9日間になる見通しとのことです。
  お電話を繋いだのは、「全国港湾労働組合連合会」の中央執行委員長の糸谷欽一郎さん。

  「産業として全体のルールを決めていこうと、40年来、最低賃金の引き上げを調整してきた、それを日本港運協会が産業別最低賃金への制度の交渉自体を拒否しているのが問題。国民の皆さんに迷惑をかけてしまうが、私たちの権利侵害となる。現場で働いていて、グローバル物流が港で遮断されるというのは私たちも避けたいが...。」と苦しい胸の内を訴えてくださいました。なお、日本港運協会への取材も試みましたが、回答を得られませんでした。
  
  流通ジャーナリストの渡辺弘明さんによると、10連休中の直近は、どの小売店も厚めに在庫を準備しているため、影響なさそう。しかし、長引けば品物が足りなくなるということや、値段が高くなるということはあり得るとのこと。
  
  ▼西村志野記者は、物流に関わる方のお話を聞くため横浜港へ。

  

  コンテナを積み込んだトラックドライバーさんや、倉庫の関係者などにインタビューさせていただきました。

  「荷物を運ぶ先もお休みの所が多く影響は少ないと思う」「その時はその時かな」と言う声。

  しかし、ストライキの翌日はトラックで渋滞になるそうで、仕事をしなければ、しわ寄せがあとに来るので「あんまりストはして欲しくない」と漏らす方もいらっしゃったということです。

  
  
  石川真紀さんの『SAKIDORIニュースパレード』では、『ニュースパレード』でお伝えする内容をご紹介しています。

  被災地応援企画 第3弾の3日目。2016年12月に発生した「糸魚川大規模火災」により甚大な被害をうけた、新潟県糸魚川市 の小竹海産物店、小竹慎太郎さんにお話を伺いました。 プレゼントは「小竹海産物店の海産物詰め合わせ」を2名様に。

  ▼「糸魚川大規模火災」当時の様子。

  
  
  『今日のオピニオン』 コメンテーター精神科医で映画監督の和田秀樹さんが語り下ろすテーマは『人生100年時代の真実』

  和田さんが今月出されたご本『「人生100年」老年格差　超高齢社会の生き抜き方』が、早速増刷となったそうです。皆さん、「人生100年時代」には興味がある様子。
  これからはいかに長く働き続けるのか、現役でいられるかがポイントになってくるが、 IPS細胞が発達し再生医療が可能になったとしても、脳に関しては記憶がリスタートになるので、入れ替えられないという落とし穴があります。認知症に関して 脳の老化を止めることは難しいのです。
  「たとえば85歳になったらなったで、ある程度、認知症を受け入れることも必要。個人でやれることを考えてみましょう！」という本になっているということでした。

  
  
  『SAKIDORIスポーツ』 長麻未アナウンサーが取り上げたのは、「ラグビーワールドカップ日本代表候補」の話題。

  9月開幕のW杯日本大会に向けて、「サンウルブズ」と「ウルフパック」並行して強化を進めているそうです。長アナは「大畑大介 独走トライ」という番組を担当中！ラグビー元日本代表の大畑大介さんのお話をまじえて紹介してくれました。

  見る側の私たちも、まずは興味を持ってみる「強化」の時期です。今月は「サンウルブズ」と「ウルフパック」入場無料の試合もあるそうなので要チェック！

  
  
  『ニュースパレードアネックス』 東京2020組織委員会は、東京オリンピック・パラリンピックの公式チケットを販売するため、ホームページのサイトを今日オープンしました。 オープンに合わせたイベントが今日、午後都内で開かれました。

  ▼イベントにはアテネ・北京の平泳ぎ金メダリストの北島康介さんが登場！

  

  取材した岡田紀子記者が、改めてチケットの種類や購入方法を伝えてくれました。日本在住者のチケット抽選申込受付は、ゴールデンウィーク明けの5月9日(木)から開始されます。まずはサイトからID登録を済ませましょう。

  
  
  『SAKIDORI最前線』では、吉田愛梨レポーターが無印良品の「溶けにくいアイス」をサキドリ！

  実際に30分、常温に置いておいた「溶けにくいアイス」を試食しました。詳しくは『世の中SAKIDORI～最新 映画・本・お店情報 By吉田愛梨』もご覧ください。

  
  
  【今日の１曲】　ヴェンチュラ・ハイウェイ / アメリカ

  

  【斉藤一美 ニュースワイド SAKIDORI!】2019年04月18日 18:47