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第566回:川崎20人殺傷事件から一週間...
今動いているニュースを、さまざまな角度から詳しくお伝えする『ニュースオフサイド』
川崎市多摩区で起きた殺傷事件から今日で1週間です。
今日午後1時半から保護者会が開かれた、川崎市の私立カリタス小学校前から田中正史記者がレポート。2時間以上経った今も続いている保護者会では、安全対策や心のケアについて説明がされているとのこと。足を運んだ保護者の方々は、身分確認として首から名札をかけ、手に花を持った方もいらっしゃったようです。
事件が起きた現場には、今もたくさんの方が訪れ、缶ジュースや花束をそなえ手を合わせられていました。
今日は、かつて「危うく通り魔になりかけた」経験を持つという中村カズノリさんにお電話を繋ぎました。現在はフリーランスのエンジニアとして活躍しつつ、メンズカウンセラーとして活動されていらっしゃいます。
中村さんは、勤めていた会社で睡眠障害・過眠症になってしまい、 連絡できずに無断欠勤、勤怠不良を抱えてしまいます。通院し、投薬も続けていましたが、自主退職を促され、 退職届を書くことを迫られました。
その時に人事に言われた「みんな苦しいんだよ」「落ち込んだりして、電車に飛び込んだりしないでね?」
瞬間、何かが切れてしまった中村さん。
「朝、普通に起きて会社に行ける人がうらやましくなって、妬ましくなって、憎くなった。」
「目の前のこの人は何を言ってるんだろう?僕がなんで死ななきゃいけない!むしろお前が死ねよ!」
と思ったと、包み隠さず語ってくださいました。
そういう精神状態、中村さんを思いとどまらせたのは「クビになっちゃった」に対するカウンセラーの言葉「あら!おめでとう!新しい仕事がこれから出来るじゃない!あなたは働く力があるって私は知ってる。それにあなたは無職にもすぐ飽きるから大丈夫よ!」だったそうです。
川崎の事件、そして練馬区で起きた元事務次官が息子を刺殺した事件、これらについて「"ひきこもり"という言葉が独り歩きしている。当事者の背景には、いろんな要因がある。僕は会社に行っていてそういう感情が芽生えた。 条件さえ揃ってしまえば、誰でも加害者にだってなりうる。みんな、他人を気にかける余裕がない。何かをされた時に他人を許さない人がいるのも分かる。」と、ご自身の経験とカウンセラーの立場でも伝えてくださった中村さんでした。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』今日から東京都議会ではペーパーレス化を実施!都民ファーストの会 伊藤ゆうさんにお話を伺いました。
年間使われる紙の量が約60万枚なのに対し、162台分のタブレット=およそ1千万円で済んだということです。
小池都知事がペーパーレス化を進めている流れもあり、今日に至ったということですが、実際どうだったのか伺うと、「これまで電話帳かのような厚さの議案書や資料がタブレットの重さだけで済む。自分の部署や管轄以外の資料もあるなかで、いざ見たい資料を探したり、グラフを出したいという時などスムーズに出せそうだ。」とのこと。
西村志野記者は、ペーパーレス化を手掛けたアプリケーション開発会社「東京インタープレイ株式会社」へ。代表取締役 米田英輝さんに、今回の東京都議会のペーパーレスシステムを簡潔に説明していただきました。
放送中も気になったことなどメモする石田さんが懸念していたメモも、今はタブレットで簡単にとれる上にほかの人には見られないようにも出来るそうですし、紙の削減効果以上に、人件費などの労務の削減が大きいのだとか!
『SAKIDORIニュースパレード』 報道スポーツセンターから石川真紀キャスターが、今動いているニュースとしてあげてくれたのは、「偽の五輪ピンバッジ販売の容疑で男が逮捕」でした。「売ったのは間違いないが、偽物と知らなかった」と容疑を否認しているそうです。およそ140万円稼いだとみて調べをすすめています。
『今日のオピニオン』 コメンテーター 俳優の石田純一さんが語り下ろすテーマは「女性活躍を本気で考えよう!パート2」先週に引き続き、日本の女性活躍の現状について語り下ろした石田さん。
ジェンダーギャップ指数ランキング 2018年の日本の順位は149か国中110位(前年は144か国中114位)でした。
実際の世の中、政治・経済・社会・文化など、女性活躍を謳いながらも努力目標でしかない日本。
女性議員の割合が4割になったフランスのパリテ法には、非常に厳しい罰則が科せられているそうです。
「日本の男女共同参画社会基本法はざっくりした言い方で、細かいことが決められていない。労働者の質は良いのに、生産性が低く、賃金が低い。マンパワーだけに頼ってしまいがち。もっと女性のパワーを正しく使っていくことが必要な時代。」だと語ってくださいました。
『SAKIDORIスポーツ』 槙嶋範彦アナウンサーは、メットライフドームから!
今日から始まるプロ野球・セパ交流戦について、今夜のライオンズナイター解説の東尾修さんにお話を伺いました。
槇嶋アナがセリーグ&パリーグの振り返りから始めようとしたのですが、「そんなことより、まずは今夜の目の前に迫るライオンズの戦いだよ!!今日勝たないと!!」と勢いづく東尾さん。最後は自ら「ほら、早く締めないと!」と槇嶋さんを急かしつつ、義理の息子・石田さんの「今日はライオンズ勝つんじゃないですか?」にもツッコミを入れていました(笑)
『ニュースパレードアネックス』 今、都心にいながら、自然と触れ合い自然環境の大事さに目を向ける「都市型農業」が熱い! ということで、目黒区のある場所で小学生たちを集めた「稲作体験(田植え)」が行われました。 その場所はあまりに意外な場所らしいのですが...?取材したのは伊藤佳子記者です。
▼場所は、首都高大橋ジャンクションの換気所屋上に整備した緑地「おおはし里の杜」。
▼約100㎡の田んぼが広がっています。子供たちの元気な声、率直な感想をお聞きいただきました。
▼記念撮影!10月後半に稲刈り、脱穀、収穫祭とまだまだお楽しみが盛りだくさんですね。
石田さんも家庭菜園や田植えをされています。すごい場所に田んぼがあることに驚いていました!
【今日の1曲】 太陽と埃の中で / CHAGE&ASKA