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第614回:東京都心の空はどうなる?
気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』。今日のテーマは「低空飛行の羽田新ルート 来年3月運用へ残る不安」。
東京オリンピック・パラリンピックに合わせ、羽田空港国際線の発着回数を増やすため、2020年3月29日から東京都心を低空飛行する新たなルートが誕生することになりました。
約700mの高度で飛ぶ渋谷から細木美知代記者が中継。今回の件を街の人に聞いてみると「オリンピックで人が増えるのを考えると仕方ないのかな」という声や「事故がなければいいけど」という不安の声も聞かれ、一定の理解は示しつつも、こわいという気持ちはぬぐい切れない様子でした。
また、「みなとの空を守る会」共同代表の増間碌郎さんにお話を伺うと、「結論ありきの発表で、住民アンケートを無視した結果は許せない。飛行ルートには50近い教育機関があるため説明不十分での決定には不安が残る」とし、今後も反対を訴えていくそうです。
逆に、発着便数の増加に賛成しているのは、航空行政の専門家、慶応義塾大学名誉教授の中条潮さん。2000~3000億円の経済効果が見込まれるため、騒音問題など市民の不安を補償でしっかり補うことが大切とし、反対の声に10~20年かけてじっくり対応をしなかったことが問題だと指摘しました。
今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、「今日からスタート! 2019お盆休みの大移動」。
羽田空港の出国ラッシュは明日がピーク。また、高速道路も今夜から渋滞が予想されています。
田中正史記者が、ネクスコ中日本東京支社の高速道路アドバイザー山本隆さんから、高速道路を利用する際の注意点を伺いました。渋滞にはまると追い越し車線に移動したり、車線変更を繰り返したりと少しでも前にいけないかヤキモキしてしまいますが、実はほとんど時間は変わらないそうで、事故を起こさないためにもむやみやたらに車線変更してしまうのは避けた方がよさそうです。
運転して疲れたらこまめにサービスエリアで休憩してリフレッシュしましょう!
『SAKIDORIニュースパレード』は、報道スポーツセンターから石川真紀キャスターが担当。ニュースパレードでお伝えする主な内容を紹介しました。
あいちトリエンナーレで、今回芸術監督を務めている津田大介さんのイベント出演を見合わせると発表したニュースを取り上げました。
経済ジャーナリストの荻原博子さんが語りおろす『きょうのオピニオン』は「郵便局の闇」。
郵政民営化の前、日本郵政公社は年間3000人も懲戒処分されているとんでもない組織だったという荻原さん、民営化前に不祥事を防ぐためにコンプライアンス強化を図ろうとしましたが、減るどころか増えている現状に「よくなったわけじゃない。ひどい状況がずっとそのままだったのでは」と指摘しました。
今日の『SAKIDORIスポーツ』は、長麻未アナウンサーが担当。取り上げたのは「ラグビー パシフィックネーションズカップ」です。
ここまで、フィジー戦、トンガ戦と2連勝している日本代表! ラグビー元日本代表の大畑大介さんはここまでの試合を見て「最高!」と高評価。合宿でのこれまでのトレーニングがしっかりと生きていて、努力が結果に結びついているといいます。
そして最終戦アメリカについて、ランキングは少し下かもしれませんが、フィジカルの面など油断のならない相手! 全勝目指して応援しましょう。
伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。
中東・ホルムズ海峡を航行する船の安全保障に向け、アメリカが有志連合の結成を提唱し、各国に参加を求めている問題。日本政府にも判断の時期が迫っていますが、仮に自衛隊を派遣する場合、何がポイントになるのか国際開発センターの畑中美樹さんにお話を伺いました。
『世の中SAKIDORI』、金曜日はビジネス先取り。
ニュースサイト「nippon.com」編集局エグゼクティブ・エディター、ピーター・ダーフィー さんに「日米キャッシュレス事情」というテーマでお話を伺います。先日、日本の酷暑から逃れるためにカルフォルニアに帰省したピーターさん、店員の少なさと2、3ドルのコーヒーでさえカードで決済する人が増えていると感じたそうです。
キャッシュレス後進国といわれる日本ですが、QRコードを開発したのは日本だし、SuicaやPasmoなど、電子マネーの普及は高い上にとても便利なのでそれほど遅れているとは感じないそうで、日本人の現金派の気持ちもお金の増減が目で見えるのは大切だからわかると理解を示しました。
【今日の1曲】 クスノキ / 福山雅治
今週もお聞き頂き、ありがとうございました!