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第639回:停電・断水から5日目
気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』。今日のテーマは「停電・断水から5日 被災地の現状と今できること」。
連日お伝えしている台風15号による被害状況の最新状況です。千葉県内で発生している停電は、午後3時時点で約18万8100軒。鉄塔の倒壊の復旧は危険も多く伴うため、現場は全力を尽くしていますが未だ全面復旧までの目途は立っていません。
今日のコメンテーター古賀茂明さんは、「現場はとても頑張ってくれているので敬意と感謝しかない。ただ、東電の経営陣や経産省、政府の判断が甘かった」とコメント。
そして、今日は、千葉県の2ヵ所の被災地から中継を繋ぎました。
伊藤佳子記者は、市原市役所から中継。屋根や看板の破壊、鉄柱が折れるなど、未だ爪痕が残されています。少しずつ停電が回復している地域もありますが、南部は1万4千軒以上に断水・停電が続いていて、発電機で生活をしている方もいらっしゃいます。お話を伺うと、壊れた建物がそのままで折れた鉄柱もだんだん下がってくることに不安を感じているようでした。
細木美知代記者は、南房総市を取材。1万7千軒で停電が起こっており、こちらでも多くの建物に被害が出ています。市内の冨浦中学校は外壁がめくれ、中の木が見えてしまうほどでした。
また、停電中のコンビニではパンだけ机にならべて販売する様子などを見ることができたといいます。
そして、ボランティア活動について、千葉県社会福祉協議会の鈴木鉄也さんに伺いました。現在は、ブルーシートの配布やかける作業、生活物資の仕分け、配布などが要望であがってますが、今はまだ情報がいきわたっていないため、むやみやたらに入ることは避けてほしいそうです。
今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、「東京オリンピックの出場選手が決まる!マラソン グランド チャンピオンシップって何?」
東京オリンピックの日本代表選手選考会となる「マラソン グランド チャンピオンシップ」が15日(日)に開催。その公式記者会見が行われました。今回、コースは本番とほぼ同じ。男女とも上位2人が無条件で代表決定という一発勝負で緊張感が漂います。
記者会見の模様を長麻未アナウンサーが伝えました。今回はかなりショーアップされた内容で、レッドカーペットを敷いた華やかな舞台に明るい照明で演出。選手たちに質問し、それをクリップボードに書いてもらうというエンタメ要素もあったそうです。詳しい選手たちの声は「SAKIDORIスポーツ」で!
また、旭化成の陸上部顧問・宗茂さんに今回のレース展開を伺うと、「誰が早い段階でしかけるかがカギ。今回はペースメーカーがいないので、スタートから頭を使わなければいけない」とし、「問題は気温よりも湿度。湿度でまいってしまう人もいる」とレースでの注意点もお話してくれました。
レースのスタート&ゴール地点となる明治神宮外苑 いちょう並木は、まだ看板などは設置されていないそうですが、明後日のレース、楽しみです!
『SAKIDORIニュースパレード』は、報道スポーツセンターから石川真紀キャスターが担当。ニュースパレードでお伝えする主な内容を紹介しました。
今日は、ニュースパレード前にスタジオを通る姿をキャッチできました!
元経済産業省・官僚の古賀茂明さんが語りおろす『きょうのオピニオン』は「日産の退任とカジノとマリノス」。
横浜市の林市長がカジノ参入を表明した件を受けて「依存症」という問題点を指摘。しかし、利用客を指すのかと思ったらそうではなく、古賀さん曰く「一番依存症になるのは"市の全体"の可能性が高い」そう。「もし誘致したら今後イベントをやろうとするとカジノ企業がスポンサーに入ってくるようになるが、逆にもしカジノが撤退してしまったら何もできない街になってしまう」と指摘。
また、最近ではすでに横浜マリノスにカジノ企業がスポンサーに入っていて、今一番のスポンサーである日産は今後社長が誰になるかによってマリノスの今後にも大きく影響してしまうと話しました。
今日の『SAKIDORIスポーツ』は、長麻未アナウンサーが担当。
取り上げたのはナマチュウのコーナーに引き続き「マラソン グランド チャンピオンシップ」です。
ここでは、男子選手から大注目の4強の意気込みを伝えました。
大迫傑選手⇒「強い人と一緒に走れることが光栄。ひとりひとりリスペクトしながら走りたい」
設楽悠太選手⇒「絶好調です! 相手に合わせないで前半から攻めていきたい」
井上大仁選手⇒「最後まで集中して粘ることが自分の強み。それを最後の一歩まで出し切りたい」
服部勇馬選手⇒「いい準備ができた。箱根から世界へという言葉があるようにそのひとりになりたい!」
伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。
昨夜、池袋のホテルで女性の遺体が見つかった事件について、警視庁から吉田涙子記者が最新情報を伝えました。
遺体発見時の状況や、当日の防犯カメラでその日の動きも徐々に明らかになってきました。さらに、池袋では街中にカメラを設置していて、今後はこれらのカメラの解析で解決に繋がる可能性もあるということです。
今日の『世の中SAKIDORI』は、時代の最先端を行く様々なジャンルの方にお話を伺う「一美が訊く」。
今回は1970年代にアメリカで生まれた心理教育「アンガーマネジメント」について。怒りの感情と上手に付き合うにはどうしたらいいのか、日本アンガーマネジメント協会・代表理事の安藤俊介さんに伺いました。
安藤さん曰く、「怒りとは衝動」でつい反射で返してしまうことに問題があるといいます。その時に大事にしたいのが「6秒ルール」! 前頭葉から生まれる感情に理性が介入するためには6秒必要で、怒りでカッとなってしまっても深呼吸をするなど少し間を置くことで理性が働いて怒りをコントロールできるようになるそうです。頭に温度計を思い浮かべて、怒りが込み上げてきたら「今、何度だろう?」と考えるようにするのもおすすめだとか!
かといって、全く怒らないのがいいのかといえばそうではないようで、無駄な怒り方がよくないそう。大事なのは「リクエストを入れること」で、ちゃんと相手に直してほしいことが伝わらなければ無駄な怒りになってしまうので、きちんと怒るときはリクエストを相手に伝えることが大切です。
【今日の1曲】 星のファンファーレ / 新しい地図 join ミュージック
今週もお聞き頂き、ありがとうございました!