今日は、スポーツライター 斎藤寿子さんに「新型コロナウイルスで大変な時だからこそ伝えたい、実際に見たパラリンピックの素晴らしさ」というお話をしていただきました。
これまで、パラリンピックはロンドン大会とリオデジャネイロ大会、平昌大会を取材したという斎藤さん。
中でも1番印象的だったのは、チケットも完売するなど明るいニュースがたくさん聞かれたロンドン大会。特に水泳や陸上での会場中に響く大歓声は、まさに「地鳴りのような」すごさだったと言います。
100m背泳ぎで秋山里奈選手が金メダルを獲った瞬間に立ち会え、斎藤さんとしても生まれて初めての経験だったこともあり、思わず記者席で「やった!」と立ち上がって喜んでしまったそう。
「ハッとして恥ずかしそうにしていると、海外の記者からも笑顔で拍手をしてもらえた!国歌をバックにセンターポールに日の丸が上がるシーンを見て「私は日本人なんだ」と改めて感じさせられた。」とお話してくださいました。
そして、開幕前はジカ熱や安全面で不安だったリオデジャネイロ大会。
行ってみれば空港の係員からタクシーの運転手さんまで、みんな陽気!ラテン系の明るいノリで、疲れてはいるんだろうけれど、疲れ知らずの大会だったと振り返りました。
また、リオ大会で初めて正式種目となったパラカヌーで、日本人で唯一の出場枠を獲得した18才の瀬立モニカさんが、8位入賞という結果だったことについても触れ会場で悔し涙を流しながら「4年後を見ていてください!」と決意を語った姿が忘れられないともおっしゃっていました。
「東京パラリンピックも思い出深いものになるといいな!」と、本番が楽しみになるお話、ありがとうございました!