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  • ゲスト:前田有香さん

    ゲストは、様々なメディアで障害者スポーツの魅力を発信している前田有香さん。

    今日取り上げたのは、車いすバスケのクラス分けの問題です。

    今年1月31日、国際パラリンピック委員会(IPC)が「国際車いすバスケットボール連盟(IWBF)のクラス分けはIPCの基準を守っていない」として、東京パラリンピックの競技から除外する可能性があると警告しました。

    車いすバスケのクラス分けは、1.0から4.5まで(数字が小さいほど障害の程度は重い)、0.5点刻みで持ち点が決められていて、1チーム合計14点以内にしないといけません。IPCから指摘されているのは、障害の軽い4.0と4.5の選手のクラス分けです。体幹の機能は通常で、主に片側のマヒや切断で片足は通常通りに動かすことのできる選手が多いため、ポイントゲッターとして活躍する人が多いのもこのクラス。すべての4.0、4.5の選手が出られないということではなく、IPCが障害の分類で対象にしていない関節炎などの選手が含まれるとされており、再度クラス分けの判定を見直すことになっているそうです。

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    長年指摘されてきたこの問題。

    前田さんは、「今回IPCが対象外とした選手が、通常のバスケットボールのルールで同じようにプレーできるのかというとそうではない。対象から外れてしまうと、バスケットボールも車いすバスケットボールも、アスリートとして参加することができなくなってしまう。幅広く受け入れようというIWBFの思いは個人的には賛同したい。誰でも一緒に出来るのがパラスポーツの魅力で、多くの方々にパラスポーツを楽しんで欲しい。パラリンピックのためとはいえ、排除を生み出してしまうことが少し残念です。」とお話してくださいました。

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