気になるニュースをサキドリする『ニュースオフサイド』
新型コロナウイルス感染拡大で求められる経済対策、そして自粛自粛でしわ寄せを受けているフリーランスの支援策についてお伝えしました。
まず中小企業の状況を、東京商工会議所がまとめた中小100社のヒアリング結果から、伊藤佳子記者にまとめて伝えてもらいました。8割弱が「非常に困っている・このままでは影響が出る」と答えています。
中小企業を束ねる日本商工会議所の三村会頭が開いた記者会見を取材したのは、西村志野記者。
冒頭、今後の経済対策について、中小企業の倒産を防ぐ・雇用の確保だけでなく、景気の落ち込みを防ぐことも主旨にしていかねばならないと語りました。
相次ぐ自粛で、フリーランスで働く人達にはどのような影響が出ているのか?
プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会代表理事の平田麻莉さんによると、1か月以上の仕事が跡形もなくなくなったというお話。俳優さん、研修講師、幼児教育や習い事関係の方など、休業を余儀なくされ、収入もゼロに。
今月、10日にフリーランスへの緊急支援策が出されましたが、先行きが見えず、不安がぬぐえない中で、パニック状態の方も多いといいます。
「お金をもらえるのはもちろんだが、お金を稼げるようにしてほしい。大中小あらゆるイベントが自粛になってしまっているので、自粛対象の明確化・エリア限定などを進めて欲しい。また、本当に困窮している方には、昨年度の確定申告を参考に普及を行うなども、救済措置としてなされると良い。」と語ってくださいました。
「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』2つのニュースにナマで注目!
1つ目は「森友事件で自殺した財務省職員の"手記"公開」。
遺族から手記の提供を受け、記事を書いたのは、森友問題を当初から取材し続けていらっしゃる大阪日日新聞の記者、相澤冬樹さんです。
「亡くなった方が何らかの形で書き残したものがある」という話が当初からあったものの、明らかではありませんでした。
赤木俊夫さんが亡くなった年の半年後、赤木さんの奥様から文章を示していただき、その時に初めて相澤さんは手記を目にしたそうです。
「改ざんをした当人が罪を犯したと意識して告発文書として書いた手記。『進んでやったわけじゃない、反対したがやらされた、佐川理財局長の責任・指示だ』と。しかも手記には、大阪地検特捜がそれを知っているのにも関わらず、起訴しなかったということで判断が問われるだろう。」
もともと赤木さんの奥様は裁判を起こすなんて考えていませんでした。しかし、「夫が死ななければならなかった説明を誰もしてくれない、あまりに不誠実。裁判でそれが明らかにされれば」という思いで立ち上がったということです。
国家賠償訴訟という形はとっていますが、賠償が目的ではなく、真相を明らかにすることが目的の裁判。
「なぜそんなことをしたのか?佐川さん自身の考えなのか?誰かの指示なのか?」真相が明かされることを望んでいます。
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2つ目。
NTTドコモは、5G=第5世代移動通信システムを使ったスマートフォン向けサービスの発表会を行い、サービスを今月25日から始めると発表しました。
改めて、5Gの基礎とサービスのポイント、2つのプランについて整理してくれた細木美知代記者。
NTTドコモでは、サービス開始の25日にあわせて、5G対応の7機種が新たに発売されます。
お話を伺ったのは、スマホジャーナリストの石川温さん。
「今回のドコモ、スマートフォンが使い放題になるのが大きい。ストレスなくインターネットが使えるのはかなり魅力的。また、1人暮らしの人は、家にわざわざ固定回線を引かなくてもよくなるので、家でパソコンを使わなくてもスマホで済んじゃう。まだまだ5Gを使える場所はスポット的にしかなく、全国展開は2年後くらいなのかな。夢物語はそのくらいにならないと進まないと思う。」
一方で、スマホ依存が進むかもしれないともおっしゃっていました。
茂木さんは「僕みたいにこういうことにすぐに飛びつくタイプと、「う~ん」という加奈さんみたいな人もいるよね。脳科学的にどっちがいいかは難しいけど(笑)でも、この5Gは革命的なこと。スマホで仕事が出来ちゃうようになるよ。」と期待感が高い様子。
石川真紀キャスターの『SAKIDORIニュースパレード』
報道スポーツセンターから『ニュースパレード』でお伝えする主な項目を、いち早くチェック!
今日は、新型コロナウイルス対策でカナダのスーパーが「高齢者専用時間」を設置したというニュースもお伝えしました。
世界的にスーパーでは品不足が続き、生活に必要なものが買えない状況が起きている中、カナダでは一部のスーパーマーケットが「高齢者専用時間」を設けて、高齢者が確実に食料品を手に入れられるような取り組みをしています。「高齢者専用時間」には、およそ100人の高齢者たちが買い物に訪れたということで、ウイルスの影響やコミュニティのニーズを見ながら、もう一度高齢者専用時間を実施する予定。柔軟な対応ですよね!
月一コメンテーター 脳科学者・茂木健一郎さんの『今日のオピニオン』
テーマは「コロナ疲れから解放させる気分転換法」
仕方のないことですが、我慢我慢の生活を強いられるせいで自分自身を治す脳の機能は弱まってしまうのだそう。
「戦争」は、脳のいろんなバランスを奪います。新型コロナウイルスとの戦いが「戦争」になってしまうと、日常がなくなってしまう、これが脳科学的に見た"コロナ疲れ"なんです。
茂木さんは、脳をこれ以上疲れさせないためにも、体を動かして、90度違うことをやることが重要だと語ります。
「ずっと室内に居る人は、外に出て、お散歩しながら花を見る。今までやってなかったことをやると回路が切り替わって、"コロナ疲れ"から逃れられます。30分でも1時間でも、「あ!コロナのこと忘れてたなー!」という時間を持つことが大事。」
脳の働きが回復すると、結果的に免疫力もアップ!免疫力が落ちていると病気になり易かったり、重症化してしまいます。
「工夫して、"コロナ疲れ"じゃなくて"コロナ忘れ"を!」と提案してくださいました。
G7をテレビ電話会議したくらいだから、テレビ電話で家飲みもアリ!?
『SAKIDORIスポーツ』担当は、土井悠平アナウンサー。
今日は、東京オリンピック・テコンドー 女子49キロ級代表に内定した城北信用金庫所属の山田美諭選手をご紹介しました。
▼167㎝の清楚な美人さん!3歳から空手を習っていたそう。
2016年、リオオリンピック選考会準決勝で、右膝前十字靱帯断裂という大怪我に見舞われます。ケガから再起した1番の大きな理由には、水泳の北島康介さんの姿がありました。「リオの国内選考会で頑張っている北島選手の姿を見て、私も頑張りたいと思った」そうです。
現在、山田選手の49キロ級でダントツに強いのがタイのパニパック・ウォンパタナキット選手。海外選手は勝ちへの執念がすごいのだとか。
最後に、「私が金メダルを獲って、活躍するところを見て、元気がなかったり、落ち込んでいる人を元気づけられたら・・・」と、東京オリンピックへの思いを語ってくださいました。
『ニュースパレードアネックス』
アメリカ大統領選に向けた民主党の候補者指名争いは、投開票が行われ、3つの州すべてで、中道派のバイデン前副大統領が勝利しました。
とりたかったところがとれず、厳しい戦いとなっているサンダース上院議員。そこへ来て、アメリカにも一気に押し寄せた新型コロナウイルスの影響。アメリカ国民も安定した政治を求め始めるとなると、バイデン前副大統領にはさらに追い風となると、清水デスクが解説。
トランプ大統領再選については「6~7割、再選は厳しいんじゃないか」との見方も示してくれました。
『SAKIDORIクリニック』
本郷赤門前クリニック院長で医学博士の吉田たかよし先生がしてくださったのは、「新型コロナウイルス感染予防とストレス対策を両立させる医学テクニック」というお話。
家族の間の感染は特別で、新型コロナで感染しても8割の人が家族を含めて感染させていないそう。
今こそ、家族の絆を深めてストレス解消!家族単位で外食がおすすめです。オープンテラスが理想ですが、屋内でも広々とした空気の流れがあり、隣の客との距離があいているところなら、感染リスクは低い!
サイクリングや潮干狩り、釣りやバーベキューなど、家族で屋外へ出掛けると良いとおっしゃっていました。
【今日の1曲】 春うらら / 田山雅充