今日は、東京パラリンピックのパラ水泳で活躍が期待されるニューヒロイン、三菱商事所属の辻内彩野さんにお電話でお話を伺いました。
1996年10月5日生まれ、江戸川区ご出身の23歳。子年の年女でいらっしゃいます。
小学3年からスイミングクラブに通い、高校ではインターハイ出場。大学1年の時に、視力が徐々に低下する進行性の難病「黄斑ジストロフィー」を発症し、パラ水泳に転向されました。
弱視の自由形の選手ですが、去年の世界選手権では100m平泳ぎで銅メダルを獲得。現在、自由形4種目に加え、9種目で日本記録をお持ちです。
本来なら今月6日から、静岡県の富士水泳場で東京パラリンピックの代表選考会が行われる予定でしたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止により中止に。まだ内定が出ていないという不安を感じている部分も、当然おありのようです。
「今頃は決まって、色々やっているはずだった。でも、水の中にいるのがすごく楽しい。リフレッシュできていると思う。」
現在、更なるレベルアップを目指し、フォームを正したりの練習を積み重ねていらっしゃる辻内さん。
1番得意なのは、自由形・クロールだそうですが、去年の世界選手権の100m平泳ぎで銅メダルを獲得した平泳ぎに関しては、「コーチは平泳ぎを練習しない方針。私の場合、練習すると良くないということみたい。」だとおっしゃっていましたね。
仕切り直しの代表選考は、5月22日から横浜国際プールで行われる「ジャパンパラ水泳競技大会」の予定です。
「とれないと思っていたらとれないと思う。『余裕でしょ!』という気持ちで臨む!」と、力強い言葉を聞かせてくださいました。