今日は、千葉市にある「オーエックスエンジニアリング」という企業で、パラ陸上の競技用車いすを製作していらっしゃる小沢徹さんにお電話を繋いでお話を伺いました。
小沢さんが作っているパラ陸上の競技用の車いすは「レーサー」と呼ばれる3輪のもの。車いすマラソンで東京パラリンピック出場が内定している鈴木朋樹選手ら、国内外のトップ選手の競技用車いすを手掛けています。
もともと自転車が好きで、自転車を作るビルダーさんに憧れていたという小沢さん。
このお仕事に就くまで、夜間の大学に通って立体駐車場を作る会社や信用調査会社に就職した経験もあるそうですが、やっぱり物づくりをしたいという思いで、1998年、オートバイの部品も作っていた「オーエックスエンジニアリング」に就職、夢を叶えました!
障害者スポーツは、小沢さんのような技術者の存在がとても大きいと思います。選手からは使っていて不便なところや、もっとこうして欲しいなどの要望を聞き取って、様々な素材を駆使してよりよい形に仕上げます。
溶接でこまごまとした部品をくっつけていく作業など、肩・首・目なども相当疲れるとか。
「自分が手掛けたレーサーを選手に使ってもらって、良いレースが出来たとか良い記録が出たという報告を、まっさきにいただくと本当にうれしい!私の目標ではなくて、選手が目標を持ってやっていると思うので、そのお手伝いをして行けたら。」と語ってくださいました。