斉藤一美 ニュースワイド SAKIDORI! 毎週月曜日~金曜日 15:30~17:50 ON AIR
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  • お電話:日本パラリンピック委員会委員長 河合純一さん

    今日お電話を繋いだのは、日本パラリンピック委員会委員長の河合純一さん。

    河合さんは、1975年、静岡県浜松市のお生まれです。
    全盲のスイマーとして、パラリンピックには1992年のバルセロナ大会からロンドン大会まで6大会連続で出場!金メダル5個を含む、合計21個のメダルを獲得しました。
    その間、1998年、早稲田大学卒業後、社会科の教師として母校の浜松市立舞阪中学校で教員とアスリートを両立。
    2016年には、国際パラリンピック委員会から日本人で初めてパラリンピック殿堂入りを果たし、来年の東京パラリンピックでは日本代表選手団の団長も務められます。

    今日、8月25日は本来であれば、東京パラリンピックの開会式の日でした。
    今頃は国立競技場の近くで待っていたのかなと思うと複雑な気持ちだという河合さん。
    この1年延期について、「年齢が高い選手には1年というのは大きいだろうし、若い選手には伸びしろがある。ただ出来ないことを数えるのではなく、常にどうすればできるかを考えて取り組んでいるパラアスリートたち。選手たちは1年後を目指して前向きに取り組んで、準備してくれていると信じている。今、自分にできることは何なのか。コツコツ積み上げて、いつでもそれを発揮できる努力が必要なのかなと思う。」と、コロナ禍で色々なものが未確定な中での、日本パラリンピック委員会の委員長としての思いをお話してくださいました。

    今年度改訂された学習指導要領には、初めて「パラリンピック教育」という言葉が入っています。
    元中学校の教員でもある河合さんは「これは大きな一歩!」だと言います。
    障害者スポーツやパラリンピックが日本でもっと浸透するために、パラリンピックの歴史や価値にとらわれず、共生社会をどう作っていくのか、学びや教育がこれからの時代やレガシィを作っていくと期待されていました。
    河合さん、ありがとうございました!
  • 第886回:河井夫妻 買収事件初公判

    一美キャスター&コメンテーターの小西克哉さんはリモートでの出演です。スタジオには松井佐祐里アナウンサーです。
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    今動いているニュースを様々な角度から深く掘り下げる『ニュースオフサイド』
    大規模買収事件の河井克行被告と案里被告の初公判が今日、東京地裁で行われました。

    東京地裁前から山本カオリ記者のレポートです。
    それぞれ黒っぽいスーツ姿で出廷した二人は、裁判長から職業を問われると、克行被告は「衆院議員です」、案里被告は「参院議員です」と、はっきりした口調で答えたそうですが、胸元に議員バッジはありませんでした。
    法務大臣逮捕、しかも夫妻での逮捕とは前代未聞。異例尽くしとなっている今回の裁判で、両者とも無罪を主張しました。
    この裁判は、55回予定されています。また、地元議員ら100人以上の証人尋問が行われるとのこと。そのうち、40人以上は上京せず、広島地裁を結んでビデオリンク形式で行う予定です。
    安倍総理の懐刀だった案里被告。自民党への影響は相当大きいと思いきや、安倍総理自身の健康状態の方が今は大きく取り沙汰されている模様。

    元東京地検特捜部検事で弁護士の郷原信郎さんは、起訴内容を否認したことは想定内だとか。
    これまでは選挙期間中や直近にお金を配ることが摘発の対象となってきましたが、3~4カ月前から配っていたことが摘発対象となった異例の事件です。
    また、お金を渡した側ももらった側も処罰されるはずが、お金をもらった100人以上の人間が立件されてもいません。
    郷原さんは「お金を受け取った側がこれから証言をするわけだが、その証言内容によって処罰されないとするならば、期待を持って都合の良い証言をする可能性があり、証言の信用性が危うい。すべて不問にするのは権限を逸脱していると感じる。」と懸念。
    全体が無罪の可能性は低いが、案件によっては、かなり微妙な判断になるものが多そうだと今後の見通しをお話してくださいました。


    「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』は2つのニュースに注目し、
    国際ジャーナリストの春名幹男さんと小西克哉さんにじっくりと解説していただきました。

    まずは、アメリカ共和党大会で、トランプ大統領を正式指名。
    予告なしに党大会に現れ、1時間近い演説を行ったトランプ大統領について「最終日に指名受諾演説をするのが普通。トランプ大統領自身がいてもたってもいられなかったのだろう。」と春名さん。
    前のオハイオ州知事、共和党のケーシック氏も民主党大会で民主党への支持を訴えたことに関しては、共和党の良識派がこのままいけば、共和党自体が危ないという危機感を持っていることが背景にあり、トランプ再選阻止を目的に、同じ共和党の大統領であるエイブラハム・リンカーンから「リンカーン・プロジェクト」と名づけた政治運動が活発化していることについても解説してくださいました。
    本格化するアメリカ大統領選、どれだけトランプ大統領のネガティブキャンペーンが出来るかがカギとなりそうです。
    -------------------------
    かわって、ロシアの反体制派指導者に対する毒殺未遂疑惑。
    西村志野記者に、意識不明に陥っているアレクセイ・ナワリヌイ氏への「毒盛り」疑惑のこれまでの経緯を整理して伝えてもらいました。
    実際に毒物が検出されるかが焦点で、酵素の働きを抑制する物質が検出されたという所見も公表されています。
    ドイツのメルケル首相は「この犯罪の徹底的な調査に至急着手することがロシア当局に求めらている。関与したものを特定し、責任を追及する必要がある」という声明を出しました。
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    春名さんによると、今回のような事件は国内外で起こっており、ノビチョク、ポロニウムなど、かなり変わった毒物を用いていることからも、明らかに当局が仕掛けたことだと推測できるそうです。
    銃殺されたロシア野党指導者のネムツォフ氏を始め、これまで起きた事件を振り返り、ロシアは危険なところだというのは明らかだと解説。
    小西さんも「世界中がプーチンの仕業だと思ってる。紅茶が危ない。ロシアで紅茶は飲まない方がいいよ。」とのこと。
    相当揺れ動いているロシア、プーチン政権。プーチン独裁も危なくなってくるということだと語ってくださいました。

    石川真紀キャスターがお届けする『SAKIDORIニュースパレード』
    報道スポーツセンターから『ニュースパレード』の主な項目をご紹介。
    今年のハロウィンはトリック・オア・トリートが出来ないため、ハーシーなどの菓子メーカーが販売時期前倒しで対策という話題を取り上げました。
    コロナ禍で、企業は消費者の行動の変化に着目。レストラン向けの食品の需要が急落した一方で、食料品の売り上げは好調だという点から、ハーシーはハロウィンも、同様の傾向になると予測。通常9月中旬に行うハロウィンのディスプレイを8月中に開始するということです。
    コロナのことで色々なことが延期になっている今、前倒しというのは、攻めの姿勢ともいえますね!
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    国際ジャーナリストの小西克哉さんが語り下ろす『今日のオピニオン』
    テーマは「アメリカ名物、党大会ってどうなってるの?」
    日本の党大会はそこまで話題になりません。小西さん曰く、こんなお祭り騒ぎのイベントになるのはアメリカくらいだそう。
    そもそもアメリカの政党は、日本やイギリスと異なり、大統領を選ぶプロセスを作るもので、党大会はその意味でも大きく機能。
    だいたい7月・8月にやる党大会はいってみれば "サマーフェスティバル" だといいます。
    8月17日からアメリカ民主党の党大会は4日間にわたり開催されました。新型コロナの影響で、ほぼ全てのイベントがオンラインという異例の形式でしたが、これについて小西さんは「形骸化してきたことにコロナが拍車をかけたと思う。これからの党大会は変わっていくんだろうな。
    バイデンさんは吃音だったけれどいかに克服していったのかなど、人間物語を発表するのは昔からのことなんだけど、シンボルとサブスタンスは分けて話す。様々な試みをしていて興味深いものになった。党大会は、いかに候補者のイメージを定着させるかが大事なポイントになるわけで、よくやったなと思った。」と高評価。
    共和党の党大会については、来週、分析してみましょう!
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    『SAKIDORIスポーツ』
    松井佐祐里アナウンサーが、「テニスの全米オープンの前哨戦に位置づけられるウエスタン・アンド・サザン・オープンで半年ぶりに公式戦に出場した大坂なおみは逆転勝ちで女子シングルスの初戦を突破」など、今日のスポーツニュースをお伝えしました。


    『ニュースパレードアネックス』
    拉致問題をめぐる北朝鮮との交渉が膠着状態となる中、横田めぐみさんの母親・早紀江さんと弟の拓也さんと哲也さんが、アメリカのヤング駐日大使代理と面会し、事態の打開に向けた協力を求めました。東京・赤坂の米大使公邸で行われた面会自体はシャットアウトでしたが、早紀江さんらは内閣府で報道陣の質問に答えました。
    会見音をまじえ、取材した石森則和記者がレポート。
    今回の面会は、6月に父・滋さんが亡くなった際にトランプ大統領とヤング氏から弔意を示されたことへの謝意を伝えたいという思いもあったようです。
    次の駐日大使となるケネス・ワインスタイン氏にはどこまで期待していいのでしょうか?そもそも被害者家族が、直接、アメリカ側に助けを求めないとならないのは異常。
    親世代はすでに、有本恵子さんのお父さんと早紀江さんの二人のみとなってしまっている事実は重くのしかかります。


    【今日の1曲】 思い出のビーチクラブ / 稲垣潤一
  • きょうもたくさんのお便りありがとうございます!

    月曜日サブキャスターの坂口愛美です!
    普段は放送後、一美さんと一緒に、頂いたメールに全て目を通しております!
    サキドリスタッフ2班体制のため、しばらくは1人ですが...
    きょうもしっかり全部読ませて頂きました!
    皆様、いつもありがとうございます!!

    机に置いてある鳩サブレーは、きょう金子さんに頂いたもの!
    メールを読み終わった後においしく頂きました~!!

  • 第885回:安倍総理大臣、連続在任期間歴代最長に

    今週は、一美キャスターリモート出演週間です。(今日は甚平スタイルでしたね!)
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    スタジオには、坂口愛美アナ&金子恵美さんでお届けした月曜SAKIDORI!
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    今動いているニュースを様々な角度から深く掘り下げる『ニュースオフサイド』は2つのニュースを取り上げました。
    1つ目は、先週に続き、今朝も慶応大学病院に入った安倍総理大臣の最新の動向について。
    体調不安説が囁かれる中、今回の受診について総理官邸は、「医師から1週間後にまた来るように言われており、受診は前回の続き」だと説明しています。
    山本カオリ記者によると、安倍総理は追加の検査を受け、午後2時前、官邸入りの際に記者団の質問に応じ、「体調管理に万全を喫してこれからまた頑張る」と述べましたが、どんな検査を受けたのかなどの具体的な説明はなし。
    声はそれほど弱々しくないものの、顔色は優れず、足取りも重い様子だったとか。
    今日は単純に検査結果を聞きに行くという話だったはずでは?という話も入ってきており、「連続在職日数が歴代最長になった今日という日に追加検査をしないとならないというのは、相当悪いのではないか?」と永田町では様々な憶測が飛び交っているとのことでした。
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    2つ目は、現政権への抗議デモが広がるベラルーシ。今月23日には、首都ミンスクで大統領の退陣を求める反政権派の大規模な抗議デモが開かれ、参加者は10万人を超えました。
    元毎日新聞モスクワ支局長でフリージャーナリストの飯島一孝さんに今回のデモの背景と国際社会に及ぼす影響をお話していただきました。
    強権政治を続けてきたルカシェンコ大統領は『欧州最後の独裁者』と呼ばれるほど。
    対抗馬として出馬したのが、女性のチハノフスカヤ氏です。反対派の意見をまとめて大統領に迫ったことで国民も目を覚まし、今までの不平不満も募り募って激しい抗議行動へと発展したといいます。
    今回のデモでは死者も出ていますが留まることを知らず、飯島さんはもう逆戻りは難しいのではないかとの見方です。


    「今」を切り取る『きょうのナマチュウ』
    2012年の政権復帰から、安倍総理大臣は今日で連続在職日数2799日。大叔父の佐藤栄作元総理を抜いて、歴代最長単独1位となりました。
    まずは、安倍政権の誕生からこれまでの歩みを、西村志野記者にまとめてもらいました。
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    安倍総理大臣について、SAKIDORI!初出演となるジャーナリストの田原総一朗さんにお話を伺いました。
    在職日数歴代最長の最大の理由は以下の2つだと田原さん。
    ・野党が弱すぎる。
    ・小選挙区制になって、自民との議員が安倍総理のイエスマンになった。

    「昔は派閥が色々あって、権力者がまずいと自民党内で「辞めろ!」と立ち上がる人が出てきたが、今は党内から辞めろという声が出ない。
    内閣が長く続き過ぎた結果、神経が緩み過ぎた。例えば、桜を見る会。あれは完全に税金の私物化だ。安倍さんは総理大臣を続けることが責任をとることだと思ってしまっている。」と指摘。
    2014年に創設された内閣人事局についてや、やるべきは憲法改正ではなく日米地位協定改定だというお話のほか、今井秘書官が総理の体調不良を噂される前から認めていたことについてもお話してくださいました。


    石川真紀キャスターがお届けする『SAKIDORIニュースパレード』
    報道スポーツセンターから『ニュースパレード』の主な項目をお伝えしています。
    今日は「サンマの初競り、北海道の市場でも異常な高値」という話題もピックアップ!
    サンマ漁の主力となる棒受け網漁の初競りが北海道で行われ、1キロ当たりで昨年の2516円を上回る1万1880円の高値で取り引きされました。水産庁によりますと今後も日本近海に近づくサンマは少ない予想で、地元の直売所では大きいもので1匹1200円と過去最高の価格で販売されるということです。
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    コメンテーター金子恵美さんが語り下ろす『今日のオピニオン』
    テーマは「コロナ差別 について」
    天理大学ラグビー部の寮で新型コロナウイルスの集団感染が発生。ラグビー部に所属していない複数の学生がアルバイト先から出勤を控えるよう言われたり、教育実習先の学校から一方的に実習の中止を伝えられるなどしていたことが分かったニュース。
    また、文部科学省は今年度に限り、大学の授業などを教育実習の代わりに単位として認める特例措置を発表し、実習の実施を原則としつつ、やむをえない場合のみ、「教育実習なし」でも教員免許の取得を認めるとしています。
    「本人がかかっていないのに差別されてしまう。新型コロナに感染して自分も死ぬかもしれない怖さから、感染して社会的抹殺・差別をされる怖さに移っていて、全国各地で、通常の社会的生活が出来ないという差別の報告は増加。ついには新型コロナの感染者やその家族らに対する中傷や差別を防ぐ条例を独自に制定する動きまでも出てきて、こんな条例を作らないと差別はなくならないのかと残念に思う。法務省のサイトでは、不当な差別や人権相談を受け付けているので、もしもそういう被害があったら、人権侵害なので相談してみて欲しい!」と呼びかけました。
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    『SAKIDORIスポーツ』
    坂口愛美アナウンサーが、「世界三大レースのひとつインディ500は決勝が行われ、ホンダに所属する佐藤琢磨が3年ぶり2回目の優勝果たす」など今日のスポーツニュースをお伝えしました。

    『ニュースパレードアネックス』
    プロ野球とサッカーのJリーグが連携して設置した第14回「新型コロナウイルス対策連絡会議」がオンラインで開かれ、今後の観客数の制限について話し合われました。
    スタジオで、プロ野球・Jリーグの観客数制限のこれまでの流れを清水克彦デスクがおさらい。
    今日の大きな焦点は上限5000人をどこまで続けるのか。専門家チーム座長を務める東北医科薬科大の賀来満夫特任教授からは「収容数を増やせるかについては少し厳しい」との見解が示されました。
    また、政府の新型コロナ分科会では、8月までとしているイベント開催制限について話し合われています。今晩の会見で示されるであろう方針に注目が集まります。
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    吉田愛梨レポーターの『SAKIDORI最前線』
    今週28日(金)から公開となるドキュメンタリー映画「ようこそ映画音響の世界へ」をご紹介。
    この映画の宣伝ご担当・株式会社アンプラグド 藤由菜乃花さんにお話を交え、実際に映画を観た愛梨レポーターが映画の見どころを語ってくれました!
    私たちが映画を観る時にあまりに当たり前のように観ている実在しない登場人物の声や音。この映画を観ると、映画音響の奥深さを知ることが出来ます。
    映画の情報など、詳しくは公式ホームページもチェック⇒「ようこそ映画音響の世界へ」 
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    【今日の1曲】 sailing day / BUMP OF CHICKEN
  • ようこそ映画音響の世界へ

    吉田愛梨です。
    今日はサキドリ最前線で久しぶりの映画を紹介しました!
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    「ようこそ映画音響の世界へ」というタイトルなのですが、
    作品の見どころについて宣伝を担当している
    株式会社アンプラグド藤由菜乃花さんにインタビューしました。

    私たちが映画を見る時、
    俳優や監督の名前を気にすることが多いですが、
    優れた作品の裏側には音響のスペシャリスト、技術者たちがいて
    より面白く、スリリングに見せるための様々な工夫をしています。

    この映画では、そういった裏側の世界がわかる
    ハリウッド100年の「音の歴史」がギュッと詰まっています。

    藤由さんもおっしゃっていましたが
    「スター・ウォーズ」の監督ジョージ・ルーカスを支えたのが
    映画音響を担当したベン・バートで
    1年近くかけて、ウーキー族「チューバッカ」の声を作り上げました。
    これは実は熊の鳴き声が元になっています。

    そして、実際に加工される前と後を体感することができるんです。
    音響は地道で果てしなくて時間がかかる作業なんだなぁと知ることができます。


    私は感激して泣きました。
    チームワークって素晴らしい!!!!

    ぜひ、音の映画なのでスクリーンで大迫力でお楽しみいただきたいです!
    28日から新宿シネマカリテほか
    全国のスクリーンで順次公開です。

    詳しくはこちらのサイトをご覧ください。


  • 第884回:バイデン氏の受諾演説で何を語ったのか

    気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』は、アメリカ大統領選で民主党の大統領候補に選ばれたバイデン前副大統領の演説に注目。

    最終日を迎えた民主党の全国党大会、新型コロナウイルス対策でオンラインとなった異例の大会でしたが、バイデン氏がどのようなことを語ったのか細木美知代記者が伝えました。演説では、「今は結束して暗黒期を乗り越えるべきだ」とし、トランプ大統領が起こした分断解消を訴えています。

    そして、この演説を見た上智大学の前嶋和弘教授は「今回、78歳にあるバイデン氏がどれだけしっかり話せるかがポイントだった。これまで100以上バイデン氏の演説をみたが今回がベスト。間の取り方、ジェスチャー、素晴らしかった!」と絶賛。かなり準備して挑んだのだろうと評価しました。

    また、もしもバイデン氏がアメリカの大統領になったら、その日にでもパリ協定とWHOは戻るだろうとし、国内では金融関係の人はトランプ氏、環境問題、人権問題を見る人はバイデン氏を支持するだろうと話しました。



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    今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、コロナにまつわる2つのニュース。

    まずは、きょう行われた政府の分科会について山本カオリ記者が伝えてくれました。

    今回議論されたメインテーマは「ワクチン接種の優先順位」。尾身会長は、高齢者、基礎疾患のある方、医療従事者を優先的にとおっしゃっていましたが、ワクチン自体の効果がどのくらいかわからない今、過度に期待をしてはいけないと認識のギャップを生まないよう正しい情報を伝えることの重要性も分科会からは出ました。

    また、尾身会長による「ピークに達した」という発言ですが、今の結果は数週間前のこと。慎重に見ていく必要があるだろうという声もあるようです。


    続いて、コロナの後遺症の実態について、最前線で現場を見ている自治医科大付属さいたま医療センター 集中治療部の讃井將満さんに伺いました。

    讃井さんによると、過去に陽性となった87.4%の人が、発症から2ヶ月後もなんらかの症状が出ているそうで、重症者でなくても倦怠感、胸の痛み、3ヶ月たっても自身で立ち上がれないなど後遺症に苦しむ方がいるといいます。

    また、身体的なものではなく、重症者はかなりの精神的ダメージもあるそうで、鬱や不安、PTSD、ストレスにより脳機能への影響もあると教えてくれました。



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    鈴木純子キャスターが報道スポーツセンターからお送りする『SAKIDORIニュースパレード』。

    きょう取り上げたのは、「豪雨を早期に予測する水蒸気ライダー」。

    先月、九州で豪雨災害が起こりましたが、この豪雨の原因となっているのが線状降水帯です。予測するためにはこの線状降水帯を把握することなんですが、規模が小さく予測は難しいとされてきました。

    そんな中、リアルタイムで水蒸気の量を把握する水蒸気ライダーの実証実験が九州で進んでいます。防災科学技術研究所の清水慎吾主任研究員にお話を伺うと、水蒸気ライダーあトラックに積んで持ち運べる大きさで明日も鹿児島県で実験が行われるそうです。

    今後は実験を進める以外にも自治体と連携し、得た情報を発信する方法もしっかり確立していくと課題も話してくれました。



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    経済ジャーナリストの荻原博子さんが語りおろす『今日のオピニオン』。

    テーマは「コロナなのに何故いま株高」。

    現在、コロナで大変な状況でGDPも戦後最悪、3ヶ月連続マイナスなのに何故か株価だけが上がっています。そのからくりを荻原さんが解説!

    株式市場をみると、3月19日に16,358円の安値をつけていますが、8月13日には23,316円と5割もあがっています。一見V字回復に見えますが、これを支えていたのはなんと日銀! 1~7月に外国人は4兆円以上を売り越しているにも関わらず、日銀が5兆円を超える買い越しをおこなって買い支えていたんだとか。

    実際にニューヨークダウも同じ時期に5割ほど回復していますが、これは世界的な金融緩和と、アメリカは早く持ち直すのではという期待から買われているもので日本とは異なります。では、日銀も売れば利益になるのでは? と思いますが「売れない」という荻原さん、80兆円ももっている日銀が売り始めたら噂がたってしまい売り逃げが起こるから。今の日本の株高にはこういったからくりがあるので気を付けて! というお話でした。



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    『SAKIDORIスポーツ』は、斉藤一美キャスターがここまでに入っているスポーツニュースを紹介。

    メジャーリーグ、マリナーズの菊池雄星選手とレッズの秋山翔吾選手の試合結果。そして、女子ゴルフ・渋野日向子のAIG全英女子オープンを話しました。



    伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。

    きょうのナマチュウでも取り上げた、政府の分科会を深堀り。ワクチン接種の優先順位について、2009年の新型インフルエンザの流行時は、今回挙げられた以外にも妊婦や子どもも入っていました。今回も子どもは入れた方がいいのではという声もあるようです。また、医療従事者も幅広いですが、詳しく調整や分類をしていては時間がかかって接種が遅くなるのではと大枠でとらえています。

    西村大臣は、多くの人が受けられるようにワクチンの確保に努めたいとしていますが、ワクチンは何回打つのか、期間はどのくらいおくのかなどわからないことが多いため、分科会の議論はまだまだ続きます。



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    今日の『世の中SAKIDORI』は、ビジネス先取り!

    栄光フーズ株式会社の社長、稗田淳さんにお越し頂き、薬用育毛剤MAWを紹介して頂きました。

    この商品は、北海道大学などの産官学連携プロジェクトから誕生したオリゴDNA成分と、北見工業大学などの産官学プロジェクトで研究されたハナマスの成分を配合した画期的な薬用育毛剤。保湿を高め、センブリエキスなどの有効成分が抜け毛を予防、ハナマスエキスは髪や頭皮のニオイのエチケット効果があります。

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    お値段は5500円のところを初回限定2500円(税別)。0120-72-2526、栄光フーズまで!



    【今日の一曲】 マリーゴールド / あいみょん 



    今週もお聞きいただき、ありがとうございました! また来週もお聞きください。

  • 第883回:全国最多、重症者が増加中の大阪府

    気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』は、2つのニュースを取り上げました。

    まずは、感染者が全国最多となった大阪府について。大阪府医師会の茂松茂人会長にお話を伺いました。

    全国最多かつ重症者が増えていることについて、「7月までは20代、30代が7割だったが、8月に入って40歳以上が5割を超えてきた。年代層が変わってきた」と感想を述べ、その背景に施設でのクラスター発生や、若者からの家庭内感染、50代以上の働き盛りの男性が外からもらってくるなどが考えられるそうです。大阪は東京と比べ重症者の基準が異なります。集中治療室で治療中の人も含む大阪は危機感を持っているといい、今後感染者はPCR検査をすぐに受けられるように努めていきたいと語りました。


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    続いて、IR汚職事件を巡る証人買収事件。衆議院議員の秋元司被告を事情聴取する方針を固めたことがわかりました。

    まずは、細木美知代記者が証人買収事件と事情徴収までの経緯を説明しました。

    そして、弁護士の若狭勝さんからお話を伺うと、東京地検特捜部は、秋元被告に対して逮捕を視野に進めているのではという印象を受けているそうです。

    実際にナマチュウを終えた夕方に「秋元司衆議院議員、再逮捕」の速報が入りました。



    今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、広島市の土砂災害から6年、進められた対策と現状の課題をサキドリ。

    2014年8月20日に短時間の局地的な豪雨により安佐北区、安佐南区を中心に市内166ヵ所で土石流やがけ崩れが発生。災害関連死を含め77人が亡くなりました。

    安佐南区にある広島県営緑丘住宅の自治会長・村岡平吉さんにお話を伺うと「もう6年か」という思いだそうで、被災後は地域住民の絆を深めるべく月1のお茶会を開き、何でも言い合えるような雰囲気づくりをしているそうです。また、99ヵ所にのぼる砂防ダムが今月すべて完成したことについて「今まで警報が出たら常にびくびくしていたが、立派なダムのおかげで安心・安全。もちろん100%絶対とはわからないが」とお話してくれました。


    また、この砂防ダムについて広島大学 防災減災研究センターの海堀正博さんにお話を伺うと、ダムがあることで溜まるまでに避難の時間が作れる、土石流の破壊力も抑えているなど、大きな役割があります。

    今後の課題については、性能があがった防災情報、気象情報を生かすこととし、情報が他人事にならないように全地域への周知の大切さをお話してくれました。



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    鈴木純子キャスターがお送りする『SAKIDORIニュースパレード』。

    きょう取り上げたのは「ラグビー部集団感染の天理大の複数の学生が、アルバイト先で解雇を示唆さえるなど不当な扱いを受けている問題」というニュース。

    ラグビー部の生徒でないにも関わらず、天理大の学生というだけでアルバイトをしばらく休んで欲しいと言われたり、教育実習を控えてほしいと言わるケースがあるそうです。大学と市はこれを重く受け止め、午後会見を開き、学生への不当な扱いや差別の助長をやめるよう訴えました。



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    俳優の石田純一さんが語りおろす『今日のオピニオン』。

    テーマは「コロナ禍のメンタルケア」。

    新型コロナウイルスの長期化により疲弊している人が増えています。そんな中、石田さんはメンタルを保つために「コロナフリー、コロナに心を縛られない時間を持つことが大切」と提唱。シャワーを浴びる、散歩をするなど、日常のルーティンにコロナのことを考えない時間を持つことで、自身のみならず、子どものストレスも減らしていこうと話しました。

    そのためにも大切にしたいのは「癒しの時間」。音楽や映画など癒しに触れて自分を充実させれば攻撃なんてしなくなる、メンタルもよくなると語ってくれました。



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    『SAKIDORIスポーツ』は、斉藤一美キャスターがここまでに入っているスポーツニュースを紹介。

    メジャーリーグ、レッズの秋山翔吾選手とエンゼルスの大谷翔平選手の試合結果。そして、不要不急の外出時の法定速度を超える危険運転により、西武の佐藤龍世選手と相内誠選手に無期限対外試合出場禁止、ユニフォーム着用禁止の処分が言い渡されました。



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    伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。

    新型コロナウイルス対策をめぐって、参議院できょう閉会中審査が開かれました。岡田紀子記者は、審査の重要なテーマ「来月末に期限をむかえる雇用調整助成金の上限額の引き上げ」など特例措置の延長について話し合われた様子を伝えました。

    雇用調整助成金とは、新型コロナウイルスの影響で事業活動の縮小を余儀なくされた雇用主が、労働者に対して支払う休業手当等の一部を助成する制度のこと。8月18日までに84万件の申請があったそうで、「自主的に休養した」、「観光客が減り売り上げが減った」、「従業員から感染者が出て休まざるを得なくなった」といった理由が聞かれるそうです。

    また、接触確認アプリ「COCOA」は、現在通知を受けたとしてもPCR検査を全員が受けられるわけではありません。そこを確実に受けられるような体制を作っているということです。



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    『世の中SAKIDORI』は、放送作家でコラムニストの山田美保子さんによる芸能アラカルト。

    今回は、山Pこと山下智久さんとKAT-TUNの亀梨和也さんが未成年の女性との酒の席に参加した問題。亀梨さんは主演映画の公開イベントに登場、今回の騒動を謝罪しました。

    元々、亀と山Pについて話し合いをするために集まったというふたり、その後女性を呼んだようですが、美保子さんは「文春オンラインに筒抜けだったのはなぜ。詳細に書かれ過ぎている」と記事を読んで疑問があったようです。

    また、処分については「甘くないと思う」と厳しい内容であるそうで、対応の遅れは「Smile Up ! Projectのリリースのタイミングだった。そういうこともあるのかな」とコメント。今回は女性側が積極的に年齢を偽ったということからファンからも戻ってきて欲しいという温かいメッセージが多いということです。



    【今日の一曲】 Just The Way You Are / ブルーノ・マーズ

  • 第882回:国民民主党の両院議員総会開会!

    気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』で取り上げたのは、国民民主党の両院議員総会。

    16時からの開始を前に、森ゆうこ参議院議員からお話を伺いました。

    森議員は立憲民主党と国民民主党の合流は賛成で、野党を大きな塊にして安倍政権と戦っていく、このままでは国民を幸せにできないと話した上で、玉木代表が国民民主党の分党を口にしていた件は、「合流は玉木さんがこれが第一歩だと言っていたこと。方針を貫いてほしいと願うばかり」と述べました。

    また、今回の合流はよりよい政策を実現していくためのものであり、「今の政権をいいと思っている人はいない。体制を整えてスタートすれば政権はとれる」と合流後のお話もしてくれました。


    そして、共同通信の元編集局長、後藤謙次さんからもお話を伺いました。

    後藤さんは、今回の合流を「選挙準備政党」と見ているそうで、玉木代表の分党は「議員で政策の違いが出るのは当たり前。合流しないというけど、これでは少数派となり壊滅するのでは」とのこと。衆議院選挙の結果にもよるが、現在の一強体制をやぶるには150人は超えないといけないと見ており、LGBTや少数民族、ブラック企業の撤廃など、リベラル色を出せばいけるのではと語りました。



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    今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、北朝鮮、およそ8ヵ月ぶりに朝鮮労働党・中央委員会総会を開催。

    まずは、中央委員会総会を細木美知代記者が解説。重大な意義をもつ問題を討議し決定することが目的であり、きのうから行われている米韓合同軍事演習への対抗措置や、大雨による洪水被害、新型コロナウイルス対策が議題となりそうです。


    慶応義塾大学の磯崎敦仁准教授に北朝鮮情勢をお聞きしました。

    過去5回の総会を見ると大きな方針が示されていて、今回も米韓合同軍事演習への制裁や、コロナによる国境封鎖、洪水被害などの問題をどのように突破、克服するかを示すとされています。また、今のところ自力更生の精神論に頼っている状態なので、組織の改編が行われるだろうとのこと。幹部のゆるみで経済がたちいかないのだろうという意味で新しい規格を設けるかもしれないと話しました。

    北朝鮮ではいまだに「感染者ゼロ」を主張していますが、「実際に蔓延しているかは不明だが、外は誰も信用していない。ゼロの主張は国内へ向けたものだろう」とコメント。そして、8月25日に「先軍節」、9月9日に「建国記念日」、10月10日に「朝鮮労働党創建記念日」を迎えるため、ミサイル発射など大きな動きの可能性はあるのかについて伺うと、現在は核実験など強めの強硬策を打つ余裕がない。今年は平和的に迎えるだろうと話しました。



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    鈴木純子キャスターがお送りする『SAKIDORIニュースパレード』。

    きょう取り上げたのは「国際宇宙ステーション(ISS)に係留していた物資補給機、こうのとり9号機がISS離脱。運用終了へ」というニュース。

    宇宙飛行士に食料や水、修理部品などを届けていた無人補給機こうのとりが11年の運用に幕を閉じ、明日の午後大気圏に入って燃え尽きます。

    宇宙好きの古谷さん、「宇宙開発は誇るべき最後のフロンティア!」で、注目しているのはなんと「木星開発」!

    木星には十数世紀は持つと言われる大量のヘリウムがあるので、これが使えるようになればエネルギーの取り合いや貧困もなくなるんだそうです。しかし、取りに行くのに片道7~8年かかるので、その前に火星に中継基地を作らないと...など、具体的な木星開発トークで盛り上がりました。古谷さん曰く「まだ1世紀はかかるかな」とのことで、未来が楽しみになるお話でした。



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    作家の古谷経衡さんが語りおろす『今日のオピニオン』。

    テーマは「8月15日以降も続いた戦争」。

    先週に引き続き、戦争に関するオピニオン。終戦日と言われる8月15日以降も戦争が続いていたことはご存知の通りですが、今回は満州についてのお話。

    満州事変後、人口過剰が問題だった日本から満州に移動した満蒙開拓団は、太平洋戦争で満州をソ連が進軍した際、関東軍からの「ソ連が攻めてきた」という連絡がなかったため多くが犠牲となりました。

    そして、古谷さん曰く「ソ連が来るからといって伝えず、勝手に後退した関東軍の戦争責任が未だに問われていない。この責任を問わずして戦争は終わらないのでは」と語りました。



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    今日の『SAKIDORIスポーツ』は、斉藤一美キャスターがここまでに入っているスポーツニュースを紹介。

    ●メジャーリーグ、ツインズの前田健太選手がノーヒットノーランまであと3アウトのところでヒットを許し、偉業達成ならず。

    ●バドミントン女子・タカマツペアの高橋礼華が今月限りでの現役引退を発表。



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    伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。

    ニュースオフサイドでも伝えた国民民主党の両院議員総会の最新情報を岡田紀子記者が伝えました。

    冒頭で玉木代表は「真摯なご意見を賜りたい。前向きな結論を導き出したい」と挨拶をしました。元々の予定から開始がおくれた両院議員総会ですが、この日は21時まで部屋をとっているということで、合流、分党はどうなるのか・・・議論はまだまだ続きます。



    今日の『世の中SAKIDORI』は、心療内科「本郷赤門前クリニック」の院長で医学博士の吉田たかよし先生による「SAKIDORIクリニック」。

    テーマは、「8月の後半に増加!夏バテが誘発する熱中症の予防法」。

    8月後半は元々夏バテだった人が熱中症になるパターンが増加するため、注意が必要なのだそう。中でも胃腸の夏バテは1年で一番胃液が出にくい8月が危険で、食べ物の消化力の低下により栄養の吸収も不十分になり暑さへの抵抗力が弱まるという仕組みなのだとか!

    夏は他にも食中毒や胃腸炎で下痢を起こしやすい季節。下痢により水分を吸収する大腸をスルーしてしまうので熱中症になりやすいそうです。

    そして、気を付けたい食習慣もご紹介。それは暑い外から帰って来てすぐに冷たいビールをがぶ飲みすること! 冷たい刺激で胃腸の粘膜に送られる血液が止まり、アルコールが胃腸に触れることで荒れてしまいます。どうしても飲みたい場合は、涼しい部屋で30分ほど体を冷やしてから飲みましょうとアドバイスしてくれました。



    【今日の一曲】 オン・ザ・ビーチ / クリス・レア

  • 第881回:赤木雅子さん、電話出演

    気になるニュースを先取りする『ニュースオフサイド』は、森友学園の公文書改ざん問題。

    自殺した赤木俊夫さんの公務災害に関する情報開示について、「1年延長は違法」として妻の雅子さんが開示決定などを国に求めた訴訟の第1回弁論を取り上げました。

    スタジオには、大阪日日新聞編集局長で記者の相澤冬樹さんと、裁判後、会見を終えた赤木雅子さんが電話でご出演。

    初めに裁判の様子を伺うと、1年延長した理由にコロナ禍による人手不足を言われたが、実際に裁判には担当弁護士2人の他に国側の代理人として職員が8人も来ていたことを挙げ、「ここにたくさんいるじゃないか! 開示できるのではないか」と怒りをあらわにしていました。

    雅子さんは今回の裁判に対し、「緊張していたが、近畿財務局の方々に直接気持ちを伝えることができてよかった」と振り返り、改めて「夫が亡くなった原因と敬意を知りたい。真実が知りたい」と想いを語ってくれました。

    コメンテーターの小西克哉さんも雅子さんの言葉を聞き、「難しい状況だけど、野党に追及してほしい」と感想を述べました。



    今を切り取る『きょうのナマチュウ』は、2つのニュースに注目。

    まずは、「GDPが戦後最悪の下落」。

    内閣府が発表した2020年4月から6月期の国内総生産の速報値が、リーマン・ショック後の年率17.8%減を超える戦後最悪の下落となりました。

    これについて第一生命経済研究所主席エコノミストの永濱利廣さんに解説して頂きました。今回の下落は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で経済を止めたため予想できたとした上で、今後GDPの低下により雇用関係への落ち込みなど影響が出てくるのは半年だそう。年末までに100万人の失業者がでるだろうと予測しました。

    今後は、ワクチンができるまで何とか状況を耐えしのぐことになり、雇用による人の移動をいかに支援していくかがポイントとなりそうです。


    続いて、アメリカ民主党が党大会を開幕!

    大統領選挙まで80日を切ったことで騒がしくなってきました! 党大会は20日までの4日間行われます。

    今回はいつもと異なり、新型コロナウイルスの影響でオンラインで行われました。これを見た小西さんは「華のないアカデミー賞授賞式」と冗談交じりで評論。フリージャーナリストの笹栗実根さんは「オンラインなので、歓声がなく、熱気もない。今後どう盛り上げ、投票に結びつけるか」とこれからの選挙戦のポイントを解説しました。

    そして、上智大学総合グローバル学部教授の前嶋和弘さんにお話を伺いました。

    ハリス氏は、女性、人種マイノリティー、BGLTQの支援をしていたということもあり、民主党が真ん中から左を取ろうとしている姿勢が伺えるそう。バイデン氏がこれまでの民主党を、ハイス氏はこれからの民主党の支持を得る形になりそうです。

    また、前嶋さんが注目したのは、ミシェル・オバマ氏。とても感動的なスピーチで、「なぜ今年の副大統領候補じゃないんだ」と思っている人もいるとか。

    まだまだ始まったばかりの党大会、どんな演説が行われるのか注目です。



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    鈴木純子キャスターがお送りする『SAKIDORIニュースパレード』。

    きょう取り上げたのは、「恐竜もガンに!? 世界初の確認。CTや顕微鏡で化石解析」というニュース。

    カナダの研究者がセントロハウロスの腓骨の化石を分析したところ、骨肉腫だったと診断しました。この診断までに2年の月日がかかっていて、さらにわかったのは、死因がガンではなかったということ。

    自然界であれば、弱った個体は群れから離れて他から攻撃され死んでしまうことが多いですが、見つかった恐竜はなんと他の群れと一緒に見つかっており、群れが弱った個体を世話していたのではないかという可能性もあるそうです。まだまだ知らない発見がたくさんありますね!



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    国際ジャーナリストの小西克哉さんが語りおろす『今日のオピニオン』。

    テーマは「カマラ・ハリスってどんな人?」。

    バイデン氏が民主党の副大統領候補として選んだのがカマラ・ハリスという女性。メディアでは、黒人初の副大統領候補という言葉が大々的に取り上げられていますが、実は母親がインド系の方でアジア人の血も入っているそうで、小西さん曰く「だからなじみのある顔で親近感を覚えるのかな」とのこと。

    また、年上男性に好かれるタイプと分析した小西さん、「権力の中にスッと入っていける人。4年後は化けると思う」と語りました。



    今日の『SAKIDORIスポーツ』は、斉藤一美キャスターがここまでに入っているスポーツニュースを紹介。

    ●バドミントン女子ダブルス・松友美佐紀が混合ダブルスへ転向。また、タカマツペアで知られる高橋礼華が現役引退へ。

    ●競泳女子・池江璃花子がプールでの練習を再開。

    ●高校野球千葉大会、決勝で専大松戸を破り木更津総合が2年ぶりの優勝。



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    伝えきれなかったニュースを掘り下げる『ニュースパレードアネックス』。

    連日の猛暑で、熱中症で救急搬送される方が増えていますが、65歳以上が多数を占めています。きょう、東京消防庁館内で救急搬送された方はなんと100人! 落合駅前クリニックの安藤策郎先生にお話を伺いました。

    もしも熱中症になってしまったら、自分で水分補給ができる方は水分を取りましょう。もしも、自力で飲めない、意識が朦朧とするなどした場合は周りの方は迷わず救急車を! 救急車が来るまでの間、涼しいところで体を冷やし、着ているものも苦しくないように脱がしてあげることも必要です。

    熱中症には塩分も大切で、スポーツドリンクが苦手なようでしたらお新香や梅干しでもいいそうです。

    夜は昼間の熱を放射するため、建物内は温まりやすい傾向に。寝る前に150~200ccの水を飲み、夜目が覚めたら飲む、朝起きたら飲むという習慣を身に着けましょうとお話してくれました。



    【今日の一曲】 楽園ベイベー / RIP SLYME

  • お電話:日本ボート協会(パラローイング)有安諒平さん

    今日は、日本ボート協会の指定強化選手、有安諒平さんにお電話を繋ぎました。


    有安さんは、1987年、サンフランシスコ生まれ。15歳で視力が低下する「黄斑ジストロフィー」を発症しました。

    大学生で理学療法士と出会い、自らも大学を入学し直して理学療法士の道へ。その後、パラ柔道に取り組み、2016年にパラローイングと出会いました。

    現在は、パラローイングの選手や、高齢者施設を運営する東急イーデザインの理学療法士の他、杏林大学の大学院生として医学研究に励むなど充実した日々を送っています。


    有安さんがパラローイングに興味を持ったのは男女混合、障害も混合という点。

    以前取り組んでいたパラ柔道は、様々な障害の人が競技しやすいようなルールづくりになっているが、全て混ざって参加できるパラローイングの面白さに惹かれたそう。柔道で鍛えた広背筋は、水を掴む動きで大変役に立っているそうです。

    また、様々な障害者の方いるため、4人乗りのクラスでは息をあわせるために全身で船の様子などを感じながら一致団結しているとのこと。

    2000メートルを漕ぎ切ったときは全員が100%の力を出しているため、一体感がすごいと感想を述べました。

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