
文化放送で放送中の『林家たい平 たいあん吉日!おかしら付き♪』。パーソナリティは、落語家の林家たい平さんと舘谷春香アナウンサーです。
6月21日(日)は、たい平さんとも親しいという伝統菓子「金花糖(きんかとう)」作りの職人・鈴木真善さんをゲストに迎えて番組をお届けしました。
金花糖とは?
画像はこちら(Google画像検索)砂糖と水だけで作る、江戸発祥のお祝いの席のお菓子。熱した砂糖を木型に流し込み、冷めたら型から抜いて着色したもの。型には招き猫、鯛、ふくろう、ゾウなどがある。金平糖とは異なる。金花糖を作る職人は、全国で30人ほどしかいない。
金花糖職人になったきっかけは?
鈴木さんは、江戸駄菓子の卸会社「まんねん堂」の3代目社長でもあるそうです。菓子職人になったのは、職人の減少などで無くなっていくお菓子を見るうちに「どうしても金花糖だけは残したい」と思ったからなのだとか。
鈴木 ただ、祖父の代から「うちは菓子を卸すほうに徹して、菓子は作るな。職人の場を荒らすようなことをしてはいけない」という教えがあったんです。でも、それを破ってしまいました。
鈴木さんが金花糖を作り始めたのは「7、8年前」だそうですが、まともなかたちになったのは「ここ3、4年くらい」と話します。
鈴木 たまたま、東京で最後の金花糖職人さんから木型をドンといただいて。最初は「もらえるものはもらっておこう」みたいな感じだったんですが、そのころ元気だったうちのおふくろに「あんたね、これがどういうことか分かってるの!?」って。
たい平 うん。
鈴木 「これはあんたが継がないといけないってことなのよ」って言われて。そのときに「え!?」って思って。
たい平 お母さんに言われたの? 代々守られてきた家訓を、逆にお母さんが?
舘谷 たしかに。
鈴木 そうですね。
たい平さんは住み込みの修行時代、「まんねん堂」へよくおつかいに行っていたそうで、その縁で鈴木さん一家と親交があるのだとか。鈴木さんのお母さんについては「すごくかわいがってもらった」、「江戸っ子で、正義の塊のような人。親分肌で、すごく素敵なお母さん」と話します。
たい平 そのお母さんに言われたら、何も言えない?
鈴木 無理です無理です(笑)
たい平 だよね。じゃあ、やらなきゃってことだ。

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伝統菓子職人、ビートたけしから「兄ちゃんバイトか?」
鈴木さんは、タレントで映画監督のビートたけし(北野武)さんが金花糖の取材にきたときのエピソードを披露。
鈴木さんは、たけしさんから「『兄ちゃんバイトか?』と言われた」そうで――
鈴木 失敗しちゃったんですよ。ほんとに、すごい梅雨時で。
たい平 そうそう、僕一緒にいた(笑)
鈴木 そうですよね(笑)
たい平 湿度があるときって、砂糖が固まらないから難しいのよ。
舘谷 へー!
鈴木 で、たけしさんの前で型を抜いたら、ボロボロになって(笑)
舘谷 で、「兄ちゃんバイトか?」(笑)
たい平 (たけしさんのモノマネで)「兄ちゃんバイトか? でも、こういうのは残さなくちゃいけねぇな!」って言ってたよね。
鈴木 そうです、そうです。言っていただきました(笑)