文化放送で放送中の『純次と直樹』。パーソナリティは、タレントの高田純次さんと漫画家の浦沢直樹さんです。
7月12日(日)は、歌手のフランク・シナトラ特集をお届け。また、浦沢さんが小学生に尊敬された話も飛び出しました。
浦沢直樹、小学生に尊敬される?
浦沢さんは、運動不足解消のため、壁にボールを投げられるという変わったカフェに行っていると話します。カフェでは、ときどき小学3年生くらいの男の子と横並びでボール投げをすることがあるのだとか。
浦沢 この間ふと気づいたらね、その子普段は右投げなんだけど、一生懸命左投げを練習していたんですよ。見ているとやっぱり左だからコントロールが悪くて、とんでもないところ投げたりなんかしてんの。
浦沢さんはその姿を見て、以前知り合いの整体師に、「コントロールよく投げるためには、右手で投げることよりもグローブをはめている左手をクッとわきに締めることを意識してみて」とアドバイスを受けたことを思い出したそうです。
アドバイス通り、プロ野球のピッチャーのようにわきを締めて投げてみると、「ズバーン」とコントロールよく投げられたんだとか。「ずいぶん違うもんだな」と思った浦沢さんは、横にいる小学生にアドバイスし――
浦沢 その子、アドバイス通りに右手をギュッとかためて左手で投げたら「ズバコーン」ってコントロールよく投げられて、「すげーっ」って一言。「おじさんすごいね!」って尊敬されちゃった(笑)
高田 「実は元プロ野球の選手だよ」って(冗談を)言ったらよかったのに。
浦沢 「僕がすごいんじゃなくて、僕の野球のコーチがすごいんだよ」って言いました(笑)
高田 (笑)
高田さんが「プロ野球でピッチャーをやりたい人にはすごい参考になったかもしれない。いい話だよ」と言うと、浦沢さんは「これから大谷翔平(みたいな子)がいっぱい出てきちゃうかもしれない(笑)」と笑いを誘いました。
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高田純次も驚く! ボブ・ディランによるカバー曲
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浦沢 すごいですよね。ボブ・ディラン、本気で歌うとうまいんですよね。
高田 まいったね(笑)
ボブ・ディランの歌声が普段と全く違うことに驚く二人。本家フランク・シナトラが歌唱する「I'm A Fool To Want You」と聴き比べていきます。
浦沢 ボブ・ディランのほうが悲しみ深い感じしません?
高田 ボブ・ディランのほうが、歌が上手に聴こえちゃったりするね。
浦沢 でもね、フランク・シナトラは当時30代ですよ。ボブ・ディランはカバーした当時もう70歳くらいですから、それを考えるとやっぱり70歳の男が歌ったら悲しみ深いですよね。
高田 そりゃそうだね。シナトラはこの頃は離婚と結婚の端境期だから、意外と気持ち的には新しいというか、高揚してるんじゃない?
浦沢 あー、そういうことか。
高田 ボブ・ディランもすごいね。歌えちゃうんだね。
浦沢 あの人、結構歌えるんですよ。
高田さんは、再びボブ・ディランの歌唱力に驚きながらも「そうだよね、ゴッホだってちゃんと描くとデッサンすごいらしいからね」と納得していました。