
【4月14日放送】イラストレーターなかむらるみさんの観察力
本日のゲストは、イラストレーターで作家の
なかむらるみさんです!
なかむらさんは、何気ない仕草や佇まいから物語を見出し、
イラストと文章で人を描く“観察の名手”。
なかでも、学生時代から心を奪われ続けてきた存在が——“おじさん”。
課題では「おじさんBOOK」を制作し、
卒業制作では「山手線おじさん考察」と題して、
100人以上のおじさんを描いて壁に展示。
その集大成ともいえるのが、著書『おじさん図鑑』です。
実は由真さんも“おじさん好き”。
中学生のとき、好きなタイプを聞かれて
「中条きよしさん」と答えていたという筋金入り。
「おじさん図鑑」では、“チョイワルおやじ”や
“色気のあるおじさん”に夢中になったそうです。
では、なかむらさんにとって「おじさん」とは?
・調査を進めるうちに、“55歳以上”が基準に
・インタビューすると、達観していて面白い
・枯れた感じや背中に漂う哀愁…思わず描きたくなる存在なんだそうです。
これまで出会った中で、特に印象に残っているのが…
某宇宙センターのコンビニで働くおじさん。
・坊主頭なのに、前髪だけをくるんと丸めてカラーリング
・後頭部には剃り込みで「寿」などの文字入り(イベントで変わる!)
・そして、おにぎりを買ったら自分のnanakoで“ピッ”と奢ってくれた!
宇宙センターという理系の場に現れた、個人商店パワー全開のおじさん。
その存在感と優しさが、強く心に残っているそうです。
そして後半は、昨年出版された最新作
『かっこいいピンクをさがしに』のお話。
「ピンク=女の子」という日本特有のイメージに疑問を持ち、
そのルーツを、イラストとともにたどっていく1冊です。
・明治時代、西洋水彩絵具に「ピンク」と書かれていたのが始まり
・1970年代、アメリカの刑務所では“罰の色”として採用されていた——など、
ポップな色の背景に隠されたストーリーに、思わず引き込まれました。
この記事の番組情報

上地由真のワンダーユーマン
月 21:30~22:00
上地由真がメインパーソナリティを務め、アシスタントとして文化放送・山田弥希寿アナウンサーが進行役を務めます。 番組では毎週テーマを設け、“由真的”テイストで進…