トランプ米大統領、「カタールからジャンボジェット機をプレゼント」の背景

トランプ米大統領、「カタールからジャンボジェット機をプレゼント」の背景

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ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時30分~17時、火~金曜日15時30分~17時35分)、5月14日の放送に毎日新聞論説委員の小倉孝保が出演した。中東を歴訪し、カタール王室から大統領専用機としてジャンボジェット機をもらうことになるなどしている、トランプ米大統領について語った。

長野智子「まずトランプ大統領の中東歴訪の目的を教えていただけますか?」

小倉孝保「たとえばガザの問題をどうするか、といった話は全然出ていません。ビジネス、お金の話ばかりです」

長野「武器の売却や飛行機など、そういった話ばかりですね」

小倉「アメリカのメディアも、中東へ行くのにイスラエルにまったく寄らない、それは珍しい、といった報じ方をしています。大混乱しているパレスチナの問題に、それぐらい無関心であることをアピールしている、といった感じがします。大統領というよりもビジネスマンのような印象ですね」

長野「最初のサウジアラビアでは21兆円規模の拠出の合意文書、と。トランプさん的にはうまくいった、と?」

小倉「なんの文句があるんだよ、みたいな。トランプさんは1期目の最初の訪問国もサウジだったんです。友好国だったらヨーロッパ、カナダなどあるけど、やはり『俺が行くのはお金、投資してくれる国だよ』ということでしょう」

長野「サウジアラビアだって中東でグリップを効かせてくださいよ、という」

小倉「サウジにしてもカタールにしても、お金の話だけするんじゃなく、ガザの話、イスラエルの攻撃を止めてくれ、というのをトランプさんに言ってよ、という感じがあります」

長野「これだけ出しているんだからそれぐらいやってくれ、というプレッシャーなのか」

小倉「なのにきょう、イスラエルが病院を空爆していますからね。トランプさんが帰ったあとにイスラエルはまたガザへの攻撃を強化、拡大する、とまで発表していますから。サウジのムハンマド皇太子もほとんどガザに関心がない、ということだと思います」

長野「そしてカタール。トランプさんにジャンボ機のプレゼント。なにがどうなって?」

小倉「まだ話の途中というか。カタールとしては贈りますよ、と。かたちとしてはカタールの国防省からアメリカの国防省に贈る、それを大統領専用機として使うらしく。でもトランプさんが退任したら、トランプさんの功績を称える図書館ができる。アメリカの大統領は必ず図書館をつくるので。図書館に飛行機を置くらしいんです」

長野「図書館に!?」

小倉「めちゃくちゃでっかい(笑)。過去、レーガン大統領の図書館にはエアフォースワン、あるらしいんです。レーガンさんの任期が終わって図書館ができるタイミングがあって。歴代7人ぐらいの大統領が乗っていたエアフォースワンを置いている、と」

長野「今回はトランプさんの代で、カタールからのジャンボ機は自分の図書館に」

小倉「俺のもんだ、と」

番組ではさらに、トランプ米大統領とカタールの関係、アメリカの反応などが語られた。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。

「長野智子アップデート」は毎週月曜午後3時30分~5時、火曜~金曜午後3時30分~5時35分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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