
備蓄米はどこに? 大竹「20万トンの内2万トンしか市場に出てない」
5月21日(水)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)は、衛藤農水大臣の不適切発言を受けて各紙の記事を紹介し、大竹らがコメントした。
毎日新聞の「衛藤農水大臣が辞表提出総理公認に小泉進次郎氏を起用へ」という記事では、「コメを買ったことはない」などと発言した江藤拓農相が21日午前、首相官邸に入り、石破茂首相に辞表を提出した。首相は後任に小泉進次郎・元環境相を充てる方針を固めた。複数の政府・与党関係者が明らかにした。コメ不足と価格高騰に歯止めがかからない中、担当閣僚として不適切な発言だとして与野党から批判の声が出ていた。
読売新聞の記事では、小泉氏は自民党農林部会長として農協改革に携わった経験があり、米の価格の引き下げに向けた改革手腕に期待しているものとみられるとの報道もある。
砂山アナ(アシスタント)「とにもかくにも、お米の値段が下がってない中での担当大臣のこの発言だったので、こういう事態になったということですけど、実際にじゃあ、備蓄米はどうなのかというのが今朝の朝日新聞。備蓄米小売店には7.1%と政府が3月に2回の入札で放出した備蓄米約21万トンのうち、4月27日までにスーパーなどの小売店に届いたのは7.1%の1万4998トンだった。各地には行き渡っていないとみられ、米価を押し下げる効果は十分には出ていない。いわゆる飲食給食の業務用など合わせても、10%少々しか行き渡っていないということが明らかになっています」
大竹まこと「ちょっとそれはどういうこと?例えばまあ20万トン出したよね。それの10%って言ったら2万トンじゃん。残りの18万トンはどこにあるの?」
砂山アナ「まだ倉庫にあるのか、流通段階にあるのか、市場、いわゆる小売とか、手の届くところには届いてないっていうことですね。ブレンドさせたりとか、新しい別の袋を用意したりとか、いろいろ今まで通りの流れには乗れないっていう事情もあるみたいですけど」
大竹「でもさ現場ではさっき言ったけどもう4キロ米にして出してるわけじゃん。4キロの袋はできてるわけじゃん。業者側も一生懸命売ろうと思うからだけど。だけど、21万トンのうちまだ10%、2万トンしか出てなくて18万トンまだ出てないのはどういう理由なのか、ずいぶん遅いよな」
砂山アナ「本当にいろんな理由が重なってると思うんですけど、今まで起きてた問題が本当に一気に流出してわかってきてる。そういう段階にあるのかなと思います」
大竹「でも、これもだいたい大手で落札したところが、JAと」
砂山アナ「1年以内に買い戻すという条件を満たせるのが、ほぼJAしかないだろうという」
大竹「で、このまた1年以内に買い戻すのが今回5年以内に変わったんだけど、1年以内に買い戻すって、どういうことだと思うよね。だから、今年渡した分を来年戻してくださいねって国が言ったわけだよ。どっから戻すんだと。そしたら農家からJAが買い上げた分の中から備蓄米を戻さなくちゃいけないって話になるよね。そういうことだろ?だって。だから、自分で農家から買い上げました。でもこれ全部出すわけには行きませんよ来年。この中に備蓄米が入ってます。これちょっと国に戻すので、そういう話になるよね」
砂山アナ「その分、流通量は減るだろうというふうにも言われています」
大竹「それで価格はどうなんだ?下がるのか?っていう。だからこの買い戻し制度を5年に延ばしたというのもわかるんだけど、他の方法ないのかなとちょっと俺は思うよね」
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