能登半島地震から1年5カ月、七尾市和倉を支援する「立教大学・学生による被災地支援活動」とは…

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毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお届けしている番組です。

きょう6月1日で、能登半島地震から1年5カ月になります。
先週もご紹介した、立教大学池袋キャンパスでの防災イベント
「ALLとしま×立教 WAKUWAKU 防災フェス」では、石川県七尾市での学生のボランティア活動についても発表がありました。


和倉地域を継続して支援、地域の復興を目指す「立教チームでつなぐ被災地支援プロジェクト」。現地で実際に活動した学生が展示された写真を示しながら説明してくれました。


ボランティアに参加された経済学部4年生のムラオカさんが現地に入った時には、学生ができるような重いものを運び出すなどの作業は既に終了して重機待ちの状態だったそうです。
そこでイメージしていた肉体労働ではなく、被災者の方のお話を聴くことが主な活動内容だったそうですが、人の話を聴く、記録を紡ぐことも地域の人の支えになる「ボランティア活動」だとチームに参加し認識が変わったとか。「傾聴ボランティア」は立派なボランティア活動ですよね。

また「地域復興応援物産展」に出店されていた七尾市和倉温泉の老舗旅館「加賀谷」の花森邦浩さんは22軒ある温泉旅館のうちまだ5軒ほどしか営業できていない現状をお話くださいました。

まだ復興の見通しが立たないそうですが「震災から1年半、和倉全体が復興に向けて一生懸命がんばっている、能登もだいぶ復旧してきた。復興した際はぜひもう一度和倉に来ていただきたい」と。
「多田屋」若女将の多田弥生さんも「復興元年として動いている。旅館の解体が進んでいる所とまだの所が。護岸工事が去年12月から始まった。10m道路を作って、海側から旅館の解体を進める予定。住民同士が話す機会ができたのはよかった。能登らしいスローペースだが能登の人が考える復興を目指し、前向きに取り組みたい」とのことです。



きょうの「防災アワー」聞き逃した方はradikoでぜひお聞きください。

気象予報士 防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子

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