
【水谷加奈の劇場型恋愛体質】責任者出てこーい
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文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。
―6月6日(金)配信分―
クリーニング店に息子の制服を出しに行った時のこと。「お願いします」とカウンターに置いたら、
「あ、これね。猫の毛がついてるから受け付けられません」
と無表情で断られました。よーく見ると確かに数本…。紺色だから余計目立ったのかもしれません。店の女性は50代後半くらい。何度か対応してくれている女性なのですが、そういえば前からあまり感じのいい人ではありませんでした。コロナが始まった時、うっかりマスクをつけずに入店したところ、
「ちょっと。マスクつけてください」
と冷たく注意されたことがありました。汚いものを見るような…責めるような言い方。今でも覚えています。
いや、猫の毛もマスクももちろんこっちが悪いんですよ。でも【言い方】だと思うのです。
「あら、猫の毛をブラッシングして取ってもらってからでもいいですか?」
と笑顔で言ってくれるとか、
「すみません。マスク着用お願いします」
と申し訳なさそうに言ってくれるのなら、こちらも「あ、失礼しました」と素直に聞くことができるのですが…。
最近はチェーン店が多くなっていたり、バイトしかいなかったりで、責任者が信念を持って仕事しているという店が少なくなった気がします。昔で言う「責任者出てこーい」がもう通用しなくなってしまったというか。何かあってこちらが意見しても暖簾に腕押し。サービス業も変わってきたと諦めるしかないのでしょうか。
あ。ちなみにクリーニング店は違う店に変えました。ま、客ひとり失うくらい、チェーン店にとってたいしたことではないのでしょうけど。
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