
韓国新大統領は親日?反日?ジャーナリストの佐々木俊尚氏が解説
3日に投開票が行われた韓国の大統領選挙で、野党の候補であるイ・ジェミョン氏が当選した。野村邦丸アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・月曜日~金曜日9〜13時)6月4日の放送は、このニュースを受けて、作家・ジャーナリストの佐々木俊尚氏が、韓国新大統領は日本にどんな影響を与えるのか?解説した。
野村邦丸(パーソナリティ)「韓国新大統領は、日本にとってプラスとなるのか?マイナスとなるのか?佐々木さんいかがですか?」
佐々木俊尚「よく反日、親日という言い方をしますが、前のユン・ソンニョル大統領は親日的で韓国、アメリカ、日本のつながりを強くしようという感じでした。一方、新大統領が所属する“共に民主党”はどちらかというと日本に対して批判的で、中国、北朝鮮寄りだと言われている」
邦丸「これを心配する人も多いと思われますが…」
佐々木「実際、新大統領は数年前まで日本に対して批判的なことを口にしていました。ですが、そんなに心配しなくてよいのではないかという見方も出てきてます。選挙戦の発言を見ていると、日本と韓国のつながりをきちんとしていこうという風に路線変更してきている。さらに、もう1つ言われているのが、韓国は何年かおきに、反日ムードが盛り上がることがありましたが、それがなくなってきているということ。日本のアニメ、漫画、音楽が韓国の若者たちから人気が高く、政治家が日本反対!みたいなことを言っても、民意に響きにくくなってきている。それを、政治家たちも察知していて、日本の悪口を言わなくなってきているという意見があります」
邦丸「日本に対する嫌悪感はなくなってきているのですね」
佐々木「そうなると、韓国の政治家たちは世論に迎合して、日本嫌いと言う必要がなくなってくる。客観的な対日本の政策が作れるんじゃないかなと期待ができるんです」
邦丸「いつになるかわかりませんが、新大統領は日本にいらっしゃるでしょう。その時、どんな行動するか?注目ですね」
佐々木「あとは、中国、北朝鮮に対してどう対応するのかも見ておかないといけないと思います」
「くにまる食堂」は平日朝9~13時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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