東京都、水道料金4ヵ月無償化に青木氏「首都圏一極集中しているこの状況が果たしていいのか」

東京都、水道料金4ヵ月無償化に青木氏「首都圏一極集中しているこの状況が果たしていいのか」

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6月20日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、毎日新聞の「都、水道基本料無償化 「お金、余ってる」各首長あぜん」というニュースを紹介し、大竹や青木理がコメントした。

東京都が今夏4カ月間、一般家庭の水道基本料金を無償化することに波紋が広がっている。全国的には人口減少と水道管の老朽化が進み、値上げが相次ぐ。22日投開票の都議選を前に首都の独り勝ちを際立たせた状況に、他自治体の首長からは「本当にお金が有り余っている」「政治的な背景もあるのでは」といった皮肉も。国による財源調整を求める意見も上がる。

都庁OBでもある鈴木直道北海道知事は「都議選を念頭に政治的な背景もあってやってらっしゃるんじゃないか」とも推察した。

背景には小池百合子都知事が16年の就任以降、高校授業料や保育料、公立小中学校給食費の実質無償化で先行し都民の支持を集める一方、周辺県が格差を問題視してきた経緯がある。

水道基本料金無償化も小池知事を支持する自民党・公明党・都民ファーストの会の都議会三会派の要望翌日に発表された。

鈴木知事は、「神奈川とか千葉とか埼玉ですらかなりのサービスさが出ている」と指摘。「本当は標準的なサービスのあり方を全国的な議論をして考えていかないといけない。国はある意味調整を放棄している」と矛先を国に向けるとあります。

大竹まこと「水道の料金は各自治体だっけ?各県でばらつきがあることはわかってるけど、東京都はお金あるから4カ月間無償にしますよと。ただです。どうですか?壇蜜さんただは。ありがたい?」

壇蜜「タダほど怖いものはない」

大竹「タダほど怖いものはないよね」

壇蜜「タダの影で誰が泣くかですよ」

青木「おっしゃる通りで埼玉の大野知事なんかおっしゃってるけど、根底にあるのは財源の偏在。東京都はスウェーデンと同じくらいの財政規模を持ってるわけですよ。だから、そういう意味では豊かだからってことなんだけど、全国的に見れば本当に水道のインフラを整備するのにお金がこれからかかって、どうするんだと悩んでるところもたくさんあるわけで、しかもこの東京一極集中、首都圏一極集中しているこの状況が果たしていいのか。少子化の問題なんかも含めて考えなくちゃいけないところです。しかも、この夏の4カ月間ですよ。もちろん理屈としては、この猛暑の中でという理屈は立つんだけど、でもこの夏4カ月間というのを今言い出すのは、まもなく都議会選挙がある。どうも選挙目当てのある種のばらまきなんじゃないのかなというところも少し考えなくちゃいけないですよね」

大竹「無償化って、4カ月全部タダって話?」

太田アナ(アシスタント)「基本料金がタダということですね」

大竹「基本料金がタダってどういうこと?結局なんか払うの?」

太田アナ「多く使えば払うということですかね」

青木「東京都の今回の無償化は時限的ですけれど、基本料金だいたい月860円から1460円程度。これ税別らしいですけど、この程度の基本料金を免除するという形なので、基本料金プラスの使った分に関してはもちろん取られるってことなんでしょうね」

大竹「そうか」

壇蜜「なんか基本とか実質とかっていうのが枕言葉につくとよくわからない」

大竹「この間の高校無償化みたいな話の時もそうだけど、私は東京にすんでます。道を挟んだ向こう側は埼玉県です。こういう場合はたくさんあるわけだ。隣接してんだから。水道料金の基本料金、うちはただ。あっちは埼玉料金です、あっちは茨城料金ですが、成り立つわけだよ。もっと言えば隣同士でそうなる可能性だってあるわけだよ」

青木「神奈川とか埼玉とか千葉から通ってる人たちも東京にはいるから、そういう人たちは働いてるとこでは基本料金ただかもしれないけど、家に帰ったら基本料金取られますよっていうことになりますからね」

大竹「裕福なのは東京都だけでほかの市町村、自治体はお金に結構厳しくなってるっていうのにいろんなことにお金使ってくれるのはどうなんだと。ちょっとかなりの疑問がありますね」

「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午後1時~3時30分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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