「能登の酒を止めるな!」…一歩ずつ前に進む能登の酒蔵さんに訊く 

「能登の酒を止めるな!」…一歩ずつ前に進む能登の酒蔵さんに訊く 

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毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお送りしている番組です。

きょう6月22日(日)も東京八王子市や埼玉県鳩山町などで最高気温36度を超え、猛暑日となりました。東京都心でも33度を超え、6日連続の真夏日となっています。
疲れが溜まっている方も多いかと思います。引き続き熱中症対策は万全になさってください。

さてきょうの「防災アワー」、先週もご紹介した「石川県酒造組合連合会」の「応援!能登の酒蔵 石川の酒 試飲&商談会」についてお送りしました。
きょうは出展されていた能登の酒蔵さんへのインタビューや、商談に来場されていた商社の方達の声をお届けしました。
今回、石川県酒造組合連合会加盟の16の酒蔵が出展、そのうち被災した能登の酒蔵さんは5蔵です。
松波酒造株式会社、若女将の金七聖子(きんしち・せいこ)さんがいらっしゃるブースには次々と来場者が訪れていました。


松波酒造さんは能登町松波の蔵が全壊、去年9月には公費解体で建物はなくなり現在更地となっているそうです。とても寂しい風景だとか…。
現在、加越酒造さんなどの協力醸造で「大江山」の製造・販売をしていますが、松波の更地にこの夏8月中旬「トレーラーハウスの店舗」を建設される予定です!
とてもかっこいいトレーラーハウス、そこにあえて戻って販売する、それでも立ち上がっているというのを見せられれば…走りながら考えている」とのこと。

珠洲市蛸島町にある「櫻田酒造株式会社」の櫻田博克(さくらだ・ひろよし)代表にも現状についてききました


「酒蔵・住居が全壊し公費解体で更地になっている。再建に向けての補助金の申請をなんとか今年中に終えて、来年には工事に着工し、来年12月には工場を完成させ、酒造りを再開させたい」と話して下さいました。
能登町の株式会社鶴野酒造店 鶴野晋太郎(つるの・しんたろう)専務にききました。


鶴野専務は「全て全壊、全国の酒蔵様との共同醸造・委託醸造で酒造りをさせていただいている。鶴野酒造は230年以上続く酒蔵、代表銘柄は『谷泉』。ここで終わらせず、再建し次につなげるよう邁進していきたい」と。
また、輪島市の日吉酒造店 5代目蔵元・杜氏の日吉智(ひよし・あきら)さんは…


「輪島の朝市通りに蔵を構えていた。火災による焼失からは免れたが、酒蔵は倒壊し製造はできなくなった。店舗部分は残ったので去年夏から販売はしている。色んな方に支えられてきた。元の場所で再建したいがまだ道のりは長い、今できることは精一杯やらせていただいている」と話してくださいました。

能登半島地震から1年半、復旧は道半ばですが、皆さん前向きにがんばっていらっしゃいます。これからも「防災アワー」では応援させていただきます。
聞き逃し方はradikoでぜひお聞きください。

気象予報士・防災士 都庁気象庁担当記者 伊藤佳子 






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