防災アナウンサー奥村奈津美さん、東日本大震災を仙台で経験

防災アナウンサー奥村奈津美さん、東日本大震災を仙台で経験

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毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
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今月は「防災アナウンサー」の奥村奈津美さんをゲストにお送りします。

奥村さんは、広島・仙台で地方局のアナウンサーとして活動された後、東京に戻られ、フリーアナウンサーとしてTBS「はなまるマーケット」やNHK「ニュースウォッチ9」などの報道番組を長年担当。
現在は、テレビ・ラジオなどに「おうち防災」の専門家として出演されるほか、様々な防災啓発活動にも取り組まれています。

奥村さんが「防災アナウンサー」として活動されるようになったきっかけは、2011年の東日本大震災。
仙台の自宅のマンション7階で、震度6弱の揺れを体験されたそうですが、重さ30キロのオーブンレンジが空中を飛び自分の方に落ちてくるなど、ありとあらゆるものが降ってきたとか…。
外に出ようとドアを開けたものの、マンションから振り落とされそうになり、ドアノブとドアの枠を握り、必死に耐え続けていた4分間だったそうで、「地球が壊れる」と思ったそうです。
その後勤務されていたテレビ局に向かい、72時間の緊急災害報道に携われますが、電波すら飛ばせない状況にもなり、思うように放送ができないことで忸怩たる思いもされたそうです。
東日本大震災以来14年間、毎年のように起きる水害現場や能登半島地震の被災地などに取材に入られたり、災害ボランティアとしても活動されている奥村さん。
先月、辰巳出版から『大切な家族を守る「おうち防災」』という著書を出版されました。
小学1年生の男の子のママでもある奥村さんに来週は「おうち防災」のポイントを伺ってまいります。

さて、トカラ列島近海を震源とする地震は、7月5日午前9時の時点で、震度1以上の地震が1300回を超えました。
このうち震度6弱が1回、震度5強が1回、震度5弱が3回、震度4が30回となっています。
気象庁は記者会見で「当分の間、震度6弱程度の揺れに注意するよう」またいつ終わるのかは「残念ながら申し上げられない」と述べました。
(↓ 気象庁記者会見で注意を呼び掛ける海老田綾貴地震津波監視課長)

悪石島の方に電話で伺ったところ、頻発する揺れで夜も眠れないと話していました。
一部の住民の鹿児島市への島外避難が始まっていますが、一刻も早く地震がおさまってほしいものです。

気象予報士 防災士 気象庁・都庁担当記者 伊藤佳子







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