
政治とカネ問題、時間が経っても忘れてはいけない
ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時30分~17時、火~金曜日15時30分~17時35分)、7月7日の放送にジャーナリストの二木啓孝が出演した。20日の投開票に向けて選挙戦が展開中の参議院選挙における、政治とカネ、裏金問題に対する各党の姿勢について解説した。
鈴木純子(文化放送アナウンサー)「『長野智子アップデート』ではテーマ別に各党の公約を比較していきます。きょうは『政治とカネ、裏金問題』について各党の姿勢を二木さんに比較、検討していただきます。(各党の公約を読み上げる)」
二木啓孝「公約を読んでもらったけど耳だけではわかりづらい。ホームページを見て確認、比較検討してもらいたいと思います。チームみらいって小さな政党なんですけど」
長野智子「安野貴博さんの政党ですね」
二木「政党や議員の銀行口座とクレジットカードをすべて公開しよう、と。これはいいと思うんです。やれれば(裏金が)どんどんなくなる、ということですが、そうなると政治家は現金渡しになるんですよ。封筒に入って」
長野「それでもやるか」
二木「やるやる。初当選した人の仕事というのは政策ではなく次の選挙に通ることです」
長野「ええ……?」
二木「そのとき落ちた人が次、必死に勝とうとするわけだから。そういう意味でお金は要る」
長野「とはいえ透明性というのは一応、自民党も公明党も謳っているわけで。ほか、企業団体献金は政治団体をゆがめるから反対、という野党は多い」
二木「国会で諸々の政治法案って議論に出ていないの。いろいろな案を出し合ってやりましょう、というようなことは言われたけど。与野党協議をやります、と決まって3月末に合意する、と言っていたけれど衆議院の政治改革特別委員会って一度も開かれていない」
長野「そういう状況ですか」
二木「それで皆さん、怒っていると思う。この問題ってボクシングでいうボディブローのようなかたちで効いてくる。特に自民党にとっては忘れてほしいテーマなんです。いろいろな政治とカネの問題が出てきたとき、時間が経つと有権者は忘れてしまう、というのがある。私、なぜボディブローと言ったかというと」
長野「はい」
二木「これほどの物価高で、給料が上がらない。生活が苦しい中で、政治家だけ金が甘いのって許されない、と」
長野「そうだ、そうだ」
二木「そういうようなことで投票してほしい、とは思っています」
長野「忘れないぞ!」
「長野智子アップデート」は毎週月曜午後3時30分~5時、火曜~金曜午後3時30分~5時35分、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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