
保守層狙い「外国人規制」 各党、続々公約に武田砂鉄「嘆かわしい。」
7月8日(火)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)では、「保守層狙い「外国人規制」 各党、続々公約に」という毎日新聞の記事を紹介した。
番組で紹介した毎日新聞の記事によれば、参院選で、外国人の受け入れ制限や対応の厳格化などを打ち出す政党が相次いでいる。「日本人ファースト」を掲げる参政党が支持を広げる中、他の保守系政党も支持層をつなぎとめようとする狙いが透ける。
人手不足を補う外国人労働者の受け入れが進む中、専門家は「排外主義が広がれば、民主主義そのものが危うくなる」と警鐘を鳴らす、とある。
この記事についてお笑い芸人の大竹まことは、「この少子化で働く人が足りないというのは分かりきった話で、この現状を海外から来た人たちが補っていることも確かだ。」と述べ、また「日本を大事にという日本ファーストではなく、日本人ファーストという言い方が広がっているみたいだ。」と話した。
フリーライタの武田砂鉄氏は、自分達がうまくいかない時に自分達以外の者のせいにする試みはいつでも起こるが、それが今、非常に顕著になっていると話した。そして、(外国人規制を訴える)政党の街頭演説の近くで、喉が渇いたから水を買おうとコンビニエンスストアに入ったら、そこで働いてる外国の方が当然いるだろうし、インバウンドのお客さんもたくさんいるはずである。既に共生、共に暮らしているのに、それをよく考えずに、『うまくいってないのは自分達のせいではなくて、外国人のせいだ』という風に言うとある一定の興奮がやってくるということを知りながら、特定の政党だけではなく多くの政党が『このような表現を使えば票に繋げられるのでは』と考えて利用しているのは、非常に嘆かわしいことだと発言した。
番組パートナーの小島慶子は、「外国人を入れるか入れないか、外国人が良いか悪いかという言い方をせず、外国から日本に働きに来る人達と、それを受け入れる日本の人達が、どちらも安心して、どちらも自身の暮らしに希望を持って生きられるにはどのような仕組みが必要なのか。今問題があるのであれば、どこを直せば良いのかという捉え方をすれば良いと思う。」と述べた。
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