
JT、求める人材は未来を考えて行動できる“Futurist”
7月22日放送の「HENNGE presents BIZ-TECH Lounge」は、先週に引き続き、ゲストに日本たばこ産業株式会社 執行役員(IT担当)の下林央氏を迎えて、DXに関する課題や今後のビジョンについて詳しくお話いただいた。
文化放送アナウンサー・甲斐彩加(アシスタント)「DXに関する課題は何ですか?」」
日本たばこ産業株式会社 執行役員(IT担当)下林央氏「未来を考え、行動できるFuturistを増やすことです」
HENNGE株式会社代表取締役社長・小椋一宏氏(パーソナリティ)「Futuristについて、詳しく教えてください」
下林「当グループの中では、Futuristとは、『日常の小さな出来事や対象を未来につなげて考え、行動できる人』と定義しています。未来というのは誰にでも訪れるものですが、自分たちの意思で作れる部分がある程度あると思っています。その理想の未来は、自分たちで積極的に創造していこう、という考えに基づいたものです。未来というのは、現在の延長線上にあるわけですけれども、それを自分たちで作っていくためには、日頃から世の中の動きを意識して、それがもたらすかもしれない将来のインパクトを、自ら想像してみる習慣をつけることが重要だと思い、Futuristという言葉で表現しています」
小椋「確かにみんながそういう視点を持てば、明るい未来がみんなで作れそうですね」
甲斐「DX人材の育成に関してどんな取り組みをされていますか?」
下林「人材育成については、スキルの向上やマインドの変化など多岐にわたります。もちろんスキルの向上は大切ですので、学習用の講座の提供など、自ら学ぶことのできる環境を整えています。その他に、Futuristとしての心のあり方の変容に向けて、コーポレート部門の行動規範をもとに、従業員が自らの行動に反映できるような形で取り組んでもらっている状況です。Futuristの定義を意識してもらうということもあるのですが、自分自身の業務や行動に絡めて、どのように変化させていくのか、いわゆる自分ごとにしていくのか、ということが重要だと考えています」
甲斐「今後求めている人材はいかがでしょうか?」
下林「繰り返しになりますが、未来を考えて行動できるFuturistを求めていきたいと思っています。自分自身のアンテナを張って、世の中の動きを意識して情報収集する。それを通じて未来を作るためのパズルを手に入れる。変化というのは、エネルギーが必要なことが多いと思っています。テクノロジーの理解や知識の習得に積極的に取り組むことで、ストレスを感じずに、心地よく過ごせる心理的な領域(コンフォートゾーン)を広げることにチャレンジすることで、自分の可能性が広がっていくんじゃないかと思います。そういった想いも込めて、Futuristという言葉も使っていますし、そういった人材を求めているといったことになります」
小椋「未来を考えて行動するFuturistであれば、変革が激しい世の中でも、前向きな受け止めで、どういう未来をつくっていけるか考えることができるということですね」
下林「変化が激しい時、その変化だけを受けていると振り回されてしまうことがあると思うんですね。なのであれば、どちらかといえば変化を作る側に立ったらどうですか?というふうな気がいたします」
「HENNGE presents BIZ-TECH Lounge」は毎週月曜20時~20時30分まで文化放送(FM91.6MHz、 AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。日本最大級の音声プラットフォーム「Voicy」でもアーカイブ配信しています。
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この記事の番組情報

HENNGE presents BIZ-TECH Lounge
月 20:00~20:30
クラウドセキュリティサービスを提供するHENNGE株式会社の小椋一宏が、様々な企業からゲストを迎えながら、これからのITについて幅広く議論を展開するビジネス番…