
開局25周年記念に“25年後”の未来を大予想!【アーカイブの森 探訪記#54】
突然ですが、皆さんは未来を想像することは好きですか?
いろんな可能性に想像が膨らみ楽しいと思ったことはないですか?
いまから50年前・・・。
将来訪れるかもしれない様々な事柄を予想した興味深い番組を発見!
ぜひ皆さんにご紹介したいと思います!
開局25周年記念・報道特別番組
「21世紀へのタイム・トリップ」
1977年3月26日(土)正午~後1.03
~25年後の21世紀初頭を予想・展望を試みる~と題して制作された開局記念特別番組。
21世紀初頭といえば、年号も大きく変化した2000年代前半!
この頃の話題といえば、世の中のコンピューターが西暦2000年の1月1日に変わった瞬間、2000という数字をうまく認識できず、誤作動を引き起こすのではないかということ。
(時期は多少前後するが)1999年の7月にノストラダムスの大予言で「恐怖の大魔王が来て災いをもたらす!」などのオカルト的な予想や噂も広まっていました。
話は戻り・・・
では、この開局記念番組は1970年代当時の視点から、どのように21世紀初頭の未来を展望したのでしょうか。
アーカイブ資料をもとに探っていきたいと思います!
調べてみた結果「将来こんな技術が発見される!」「こんなに便利な世の中になる!」と言ったSFチックな未来予想とは違い、身近な生活スタイルにフォーカスをあてた番組内容となっていました。
具体的にどのようなことなのか。
この番組で未来予想された事案を1つ紹介します。
話はパーソナリティの娘さんに関することで、娘さんが結婚する頃。結婚式は存在するのか、もしかすると無くなってしまっているのか、という未来予想から始まっています。
(存在する場合は)未来の結婚式はどのような形式に変化を遂げていくのだろうか?という展開に話が広がり、変化した結婚式に我々はどのように対応すべきか考え、解決策を模索するという話にまで発展していました。
このように様々な事案や物事に仮説を立てて、変化した世の中に上手く順応していく“生き残る”アンテナを広げることが目的の番組であり、
なかなか挑戦的な構成に筆者は感銘を受けました!
この特別番組にならって、実際に起きてしまう仮説を立て、どのように我々は順応していくべきなのかを考えてみるのも面白いかもしれないですね。
引き続き、面白い番組を発掘していきたいと思います!お楽しみに!
執筆:郷津隊員
『文化放送アーカイブス』
■毎週水曜日 12時更新
■メールアドレス:archives@joqr.net
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