水没が懸念されるツバルで、オーストラリアへの移住を国民の9割が希望。内藤剛志と今一度考えたい「地球温暖化」

水没が懸念されるツバルで、オーストラリアへの移住を国民の9割が希望。内藤剛志と今一度考えたい「地球温暖化」

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野村邦丸アナウンサーが大将を務める「くにまる食堂」(文化放送・毎週月~金曜9時~13時)。7月24日(木)の最初のコーナー「ニュース一番出汁」では、邦丸アナとパートナーで俳優の内藤剛志が、水没が懸念されているツバルで、オーストラリアへの特別移住ビザを求める国民が9割以上にのぼったというニュースについて意見を交わした。

野村邦丸アナ「海面の上昇によって将来水没する恐れが指摘される南太平洋の国ツバルで、オーストラリアへの特別移住ビザの抽選に応募した国民が合わせて8750人に上りました。
ツバルの今年の国連推定人口は9400人で、国民の9割以上が応募した計算になります。最大で280人に永住ビザが発給されることから競争率はおよそ31倍で、オーストラリア大使館は『多くの人が外れ、がっかりするだろう』として来年以降も抽選の機会があると強調しました。
綺麗な海に囲まれたツバル。どんどんどんどん海面が上昇して、いずれこの島がなくなってしまう。このまま行けば国自体もなくなってしまうだろうと言われている中で、近くにあるオーストラリアへの特別移住ビザの抽選に国民の9割以上が参加したということです」

内藤剛志「気持ちわかりますね。だっていずれ住めなくなるんでしょ? 全員どこかの国が引き取るというか、場所がなければどうするんですかね。抽選が必要なんですかね?」

邦丸「一気に増えちゃうっていうのも混乱するだろうし、逆に言えばツバルという国は今現存してるわけだからそこから国民がいなくなっちゃうって事態も良くないだろうと。徐々に徐々に……その間に例えば温暖化対策っていうものが進んで『ツバルという国はそのまま大丈夫ですよ』って言われる可能性もあるので」

内藤「どれくらいなんですかね? でももしくは今のままだと」

邦丸「2100年頃……75年ほど後には国土の95%が水没するって言われています」

内藤「ということはそこだけじゃないってことですよね? 世界中に海抜0メートル地点みたいなところってたくさんあるじゃないですか。イタリアのベネチアでは高潮で水位が上がって、街が浸水する問題が深刻化していますし、結局世界中で水位が上がっていることは間違いないですよね。でも、CO2を削減するだけでそんなに変わるんですか?」

邦丸「CO2の削減は温暖化の進行を遅らせ、海面上昇の速度を抑える効果が期待されますね。ただ、ツバルに関してはちょっと難しいかも知れません」

内藤「そうですか。とりあえずは救う道にはまずなりますよね。だって国がなくなるんじゃ大変じゃないですか」

邦丸「今回参議院選挙で結構今メディアでもやっと言うようになりましたけど、日本でももうちょっと温暖化の話が争点になっていいんじゃないかって。ヨーロッパなんかも結構温暖化のことを中心にテーマに据えている政党も多いし、だけど一方でアメリカ合衆国のトランプさんが『何言ってんだお前、俺たちの国の地下には資源が埋まってんだ。だから掘って掘って掘りまくろうぜ』って言って、それが要するに化石燃料なわけだからそれを燃やせばCO2は当然出てくる」

内藤「そうですよね。アメリカはともかく、温暖化対策で水位の上昇を抑えられるのならば、それは努力すべきですね」

邦丸「だと思うんですけどね。どうしても現時点でこの地球上に住んでいる人間の生活が優先、これはしょうがないとは思うけども、どっかで歯止めをかけなきゃいけないってここ10年20年ぐらい言われてるんだけど、なかなか有効な手立てはないという」

内藤「だからそれぞれができることを少しずつでもいいんじゃないですか。必ずやるってことを少しでもね、そういう意識さえあれば変わっていくような気がしますけどね」

「くにまる食堂」は平日朝9~13時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。

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