
【水谷加奈の劇場型恋愛体質】見て見ぬふり
Share
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中のコラム「水谷加奈の劇場型恋愛体質」。水谷アナが、日々の生活で感じたことを心のままに綴ります。
―8月8日(金)配信分―
連日、海や川、プールでの事故に関するニュースが流れてきます。
遊泳禁止地域の海で泳いで溺れる。川で流される。溺れている人を助けようとした人が溺れる。
気がついたらプールの底に沈んでいた。…毎年水の事故のニュースを聞くたびに胸が痛くなります。
なんとかならなかったのか。助けられなかったのか、と。
最近はプールの授業中に熱中症になることもあるのでプール授業を中止する学校が増えてきました。
また、事故が起こると学校側の責任になってしまうのでイベントや大会を控える学校も多いそうで…。
結果、泳げない子供や水の恐ろしさをわかっていない人が事故に巻き込まれるのではないでしょうか。
昔は危ないことをしていると通りがかりの大人が怒ってくれました。
「こら!そんなところで何やってるんだっ」
「どこの子供だ!ケガするぞ!」
でも最近は怒ったり注意したりするとパワハラだと言われるので見て見ぬふりをする。触らぬ神に祟りなし。
行き過ぎたコンプライアンスは人を無責任にします。子供の事故に限ったことではありません。
航空機や車、工事現場の事故などもそう。本当に命に危険があるとき頭ごなしに怒られないと(注意してくれないと)本当の怖さは理解できません。
「そんなやり方したら事故になるぞ!」
「馬鹿野郎!死にたいのか!」
大声を出されて初めてどんなに危険か認識できることもあるのです。
夏休み。子供も大人も気を付けてください。
Share
関連記事
この記事の番組情報
