
「漁業や農業も回らない」日本の人口減はどうなる?ゴールデンラジオの論客が議論
お笑い芸人の大竹まことが同世代や全世代の男女に向けてお送りしているラジオ番組、『大竹まことゴールデンラジオ』(文化放送・毎週月〜金曜13:00~15:30) 8月8日の放送は大竹まことがお休み。金曜パートナーの壇蜜と、ジャーナリストの青木理氏、経済学者の金子勝氏が人口減について議論を交わした。
目次
――日本の人口減についての意見を求める、リスナーからのメッセージを紹介――
青木「人口減少問題ってこの間数値が出て、90万人人口減だと」
金子「住民基本台帳と国勢調査と色々あるんだけど、住民基本台帳に基づいて1月1日時点の統計が全部確定して、90万人減ってる」
青木「必然的な結果だけど、唯一人口増したのは東京都で、それ以外はもう北海道から沖縄まで全部減ってるんだよね。例えば、高知県とか岩手とか、やっぱり地方部の人口減少ってのはものすごい勢いで始まっている」
金子「それで、外国人が35万人増えてるんだよ。外国人を排斥するって言ってるじゃん、参政党とか国民民主がそういうこと言ってんだけど、これ全部入れないと125万人減るんだよね。そうするとすごいよ。人手不足はあるわ、客はいなくなるわ、どんどん減っていくわけだ」
壇蜜「誰のおかげでコンビニ回ってるのって言いたくなります」
青木「インバウンドは別として、日本で暮らしていらっしゃる外国人のかたは360万人くらい。まあ、いろんな統計があるみたいだけれど。この調子で少子高齢化に歯止めが当面かからないじゃないですか。少子化なんてのは即効性のある政策っていうのはないので、5年後、10年後、やっぱり減っていくのは間違いないから。だから今の経済規模を、それなりにしていこうと思ったら、一個の統計見たら、2040年に外国の人が今の倍ぐらいにならないと、まさにコンビニなんか回らないっていうんですよ」
金子「経済が回らなくなる。2040年っていうのはちょっと先だけど、このまま人口減少していった時に、若い人がいなくなるわけじゃん。所得税とか法人税とか、外国人がいなくて若い日本人だけが負担して「消費税なくしましょう」ってなっちゃったら、そしたら結局社会保障みんななくなるでしょう」
青木「だからそうなってくると、少子化にどうやって歯止めをかけるのかっていうことをやりながら、やっぱり外国の人。外国の人もコンビニだけじゃなくて、特に地方だと漁業や農業も、外国人の方々がいないと回らない」
金子「思うんだけど、未来をあまり想像してないんだよ。多分ね、僕は理論的には消費税廃止はあるんだけど、実際に主張してる人は、みんなお年寄りじゃないかと思う。だって、そのまま死んでいくんだからさ、楽じゃん。負担しないで。で、お年寄りも含めて負担しているっていうことはあるから、なんとなく社会保障を支えられるんで、今こういう問題を放置していくと、それこそもうとんでもないことになっていく。で、若い人が本当に苦しくなっちゃう。これじゃいかんだろうというのを僕は思うんですわ。その時に、東京が一番出生率が低いんだ」
青木「でも人口が増えているんだよね」
なぜ東京は人口が増えるのか?その影響は?この続きはradikoのタイムフリー機能でご確認ください。
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