峰竜太とみんなの信州 8月9日の放送後記
8月9日の放送では、
長野県の県鳥『ライチョウ』をご紹介しました。
長野県庁 環境部 自然保護課の、
岩井 顕(いわい あきら)さん、ありがとうございました。
ライチョウは、主に標高2,000m以上の高山帯に生息しています。
飛ぶことはできますが、地上を歩いて移動することが多く、
大きさはハトよりひと回り大きいくらい。
体の色は、夏はまわりの岩にとけこむ茶色、
雪が積もる冬には白色の羽に生え変わります。
ライチョウは、人が近づいてきても逃げない性質があります。
これは、昔からの山岳信仰のなかで、
神の鳥として狩猟の対象にはならなかったため、
人を怖がらないからだと言われています。
ちなみに、動物園や大町山岳博物館などでは、
ライチョウが飼育されていますので、登山をしなくても見ることもできます。
1980年代にはおよそ3000羽が生息していましたが、
50 年間でおよそ半分に減ってしまいました。
ライチョウは氷河期からの貴重な生き残りで、高山という特殊な環境にいる
ため、地球温暖化などの影響を受けやすいと考えられています。
長野県では、令和2年から「ライチョウ保護スクラムプロジェクト」と銘打ち、
環境省等の関係機関、そして、多くの個人の皆様と連携・協力しながら、
官民が“スクラム”を組んで、保護活動に取り組んでいます。
ライチョウの生息数調査やライチョウ保護のための
高度技術者の育成、ライチョウ目撃情報投稿アプリ「ライポス」の開発など
様々な取組を行っています。
環境省と協働して取り組んでいる中央アルプスでの
ライチョウ復活プロジェクトでは、平成30年には1羽だったライチョウが
今年190羽確認され、復活の取組は着実に前進しています。
長野県の直営『共創型』ふるさと納税受付サイト「ガチなが」で、
寄付を受け付けています。その中で「ライチョウを救うため、
皆様のご寄付を~守ろう、つなごう、ライチョウの未来~」という項目を
クリックしていただき、寄付の口数と金額を選択・入力の上、
サイト内の「ふるさと納税で支援する」ボタンをクリックしてください。
また、ライチョウ保護に熱意を持つ皆さんに、
ボランティアとしてご協力いただく制度「長野県ライチョウサポーターズ」もあり、
寄付という形で多くの個人の方にご協力いただいておりますが、
ライチョウサポーターズの皆様にはライチョウの目撃情報の提供、
ライチョウ保護の普及啓発、環境省などが行う生息環境整備といった
実際の現場での活動でご協力いただいております。
ライチョウサポーターズに登録された方は、長野県が開催する
ライチョウ保護に関する勉強会等に参加することができます。
詳しくは、こちら↓↓
https://www.raicho-nagano.jp/
https://www.gachi-naga.jp/
https://www.raicho-nagano.jp/supporters/
今回は、ライチョウ関係のお菓子やグッズを詰め合わせた
「ライチョウグッズ」を、3様にプレゼントいたします。
感想メールなど、おたよりの宛先は
mine@joqr.net
まで!
次回の放送では、
「長野県・飯綱町のイベント」をご紹介します。
お楽しみに♪
この記事の番組情報

峰竜太とみんなの信州
土 18:15〜18:30
長野県永久観光大使の峰竜太が、長野の魅力を県内外に伝える番組です。 長野は南北に212キロもあり、8つの県と隣り合っている本州のヘソ。 40年以上の芸能人生で…