
続・昭和の名コメディアン“フランキー堺”を探訪。【アーカイブの森 探訪記#58】 | 文化放送
今回も文化放送に眠るアーカイプ資料を探訪していく。
昭和のコメディアン“フランキー堺”の興味深い番組を発見!
当時のQR通信には、フランキー堺氏といえば『昭和を代表するコメディアンである。』と記載。
読み進めていくと、もともとジャズドラマーとして活躍されたフランキー堺氏。
その後は芸事の幅を広げて、八代目・桂文楽に弟子入り桂文昇として落語家へ転身。
映画俳優としての才能にも恵まれ、
時代劇「幕末太陽傳」では石原裕次郎や小沢昭一など昭和を代表する名俳優とも共演しました。
そんな多方面で活躍されたフランキー堺氏に関する番組を紹介していきます!
1961年2月20日(月)~
なんでもフランキー
(著:QR通信・ラジオドラマ台本)
以前こちらのアーカイブスでご紹介した「フランキー占い」(アーカイブの森#40参照)が番組終了後に始まった番組。
フランキー堺氏が時の話題、日常生活の話題を面白可笑しく紹介していきます。
談話形式でお送りする回、時には映画説明だけの回、歌謡として歌を披露する回などなど・・・
また、フランキー堺がドラムを叩きながら話を始め、
時には寺岡信三などのピアノ奏者とセッションする放送回もありました!
まさに、あらゆることに秀でている彼だからこそ成立するラジオ番組!
と言ったところかと思います!
さらに探訪を進めていくと・・・
「なんでもフランキー」のラジオドラマ台本を発見!
アーカイブスの森を探訪した筆者が厳選した
興味深く面白可笑しい回をいくつか皆さんに紹介していこうと思います!
1つ目は、フランキー堺氏が百二十三歳を迎えたというお話から始まります。
百年前の出来事を語り、
当時の遊び方や仕事のあり方を面白可笑しく話していきます・・・。
そして、ラストに衝撃展開!
一緒に話していたアナウンサーの声がいきなり途絶え・・・
実はアナウンサーはロボットだった!!
久々に人間と話せたと思ったらロボットでしたという話で終わります。
もしかすると
この世界はフランキー堺氏しかいない世界なのでは?と思わせる内容でした!
続いては、佐々木小次郎、宮本武蔵の対決「巌流島の決戦」
こちらをフランキー堺氏の独自の解釈で実況した放送回!
まず、宮本武蔵が昨晩食べた焼き鳥のせいでお腹を壊します。
佐々木小次郎との対決を中止しようか悩む武蔵・・・。
悩んだ結果、巌流島に向かう武蔵。
だが、巌流島で小次郎の恐ろしい力(オーラ)に圧倒される。
死闘の末、武蔵の勝利!
武蔵が何故か逃げるように沖へ船を走らせ終わります。
結局、武蔵はお腹を壊したせいで逃げるように去ったのではないか・・・。
フランキー堺氏曰く「これが巌流島の真相」とのことでした!
このように5分という短い時間で面白可笑しく話が展開する番組でした!
また興味深い記事がありましたらご紹介したいと思います!
お楽しみに!
執筆者:郷津隊員