
萩生田氏の秘書立件
自民党の政治資金パーティー裏金事件で1952万円を政治資金収支報告書に記載しなかったとして、東京地検特捜部は萩生田氏の秘書を政治資金規正法違反で略式起訴した。検察審査会の起訴相当議決を受け、当初の不起訴処分を一転させた。8月19日「長野智子アップデート(文化放送)」では、日刊ゲンダイ第一編集局長の小塚かおるになぜ一転して起訴となったのかを聞いた。
長野「去年の衆議院選挙では萩生田さんは八王子で勝って、ご本人としては、これで禊は済んだっていう感じだったけど、なぜ、このタイミングで秘書が起訴となったんですか?」
小塚「検察の捜査からすると不記載だったってことですよね。それは検察からすると形式犯ってことになるんです。そうすると検察の中で金額に関する暗黙のラインっていうのがあって、今回の裏金事件は3000万円がラインだっていわれていたんです。萩生田さんの秘書の金額は1952万円ですけど、一般庶民の感覚からして3000万円と2000万円の違いは何が違うんだってことになるわけです。不記載には違いないし、知らず知らずのうちに不記載になったわけじゃなくて、今回の場合は長年に渡ってパーティーの収入をキックバックという形で還流させて記載していなかったっていうことなので悪質ではないかっていう面があるじゃないですか。検察審査会が起訴相当っていうのを出した理由としては、起訴猶予をこのまま続けていたら虚偽記載はなくならない。どうせ立件されないんだからってことで政治家が安易に虚偽記載をやってしまうんじゃないか、それから故意の虚偽記載っていうのは原則起訴すべきではないか、そうしないと再発防止にならない。再発防止のためには厳格な処分が必要だっていうのが検察審査会の議決の理由なんですよね」
番組では他にも小塚かおるが萩生田氏の秘書が立件された問題について語っています。もっと聴きたいという方はradikoのタイムフリー機能でお聴き下さい。番組の「ニュースアップデート」のコーナーでお伝えしています。
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