
知らず知らずのうちにダメージを負っている目の健康を保つためにきのこでビタミンB群を摂取しよう!
野村邦丸がパーソナリティを務めるラジオ番組『くにまる食堂』(文化放送・毎週月曜から木曜9時~13時)内で火曜日の11時半ごろから放送されている「ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」。きのこを食べて身体の内側から「健康」になる方法について、「日頃の生活の中で気になる健康」をテーマに、毎週、その道の専門家に話を聴く。
今週は、回生眼科 院長の山口 康三先生に「目の健康」というテーマで話を伺った。
夏の暑さはまだしばらく続きそうだが、身体だけではなく、目にもダメージを与えてくるという。先生曰く、「眼の夏バテ」というものがあるそう。
夏の目のダメージの原因のひとつは、「強い日差しと紫外線」。晴れた日に外へ出ると眼に痛みを感じる「光過敏症」や、眼の充血や炎症などを起こす「紫外線アレルギー」などが現れる人もいる。そんな日差しや紫外線を防ぐには、UVカット機能(紫外線防止)が付いたサングラスが最も効果を発揮する。また日傘や帽子を併用して、なるべく太陽光を避けるようにするのが暑さ対策だけでなく目にも良いようだ。
目のダメージの2つめの原因は、「エアコン」。使い方によっては、眼の乾きや疲れを感じる「ドライアイ」の原因となることもあるそう。送風の向きを調節して、エアコンの風が目に直接当たらないようにしたり、温度、湿度の下げすぎにも気を配ったりすると良いという。
では、そんな目のケアのためにはどんな食事が重要なのだろうか。
邦丸「夏のダメージは知らず知らずのうちに目にも来てるということで、先生も治療の一環として取り組んでいらっしゃる食事面はいかがですか?」
山口「現代人は毎日の生活の中で知らず知らずのうちに目を酷使していますから、目の疲れは目の充血やドライアイだけでなく、頭痛や頭重感、(頭が重たい感じ)、眼痛(目の痛み)などの症状を引き起こすこともあります。ですから、普段から目の疲れが溜まらないようにケアしてあげることが大切なのです。目の疲れに効果的な栄養素は、体の疲労回復にも効果的と言われているものばかりです。ビタミン類を中心に、ポリフェノールなどをはじめ数多くのものがあります。特に大事なのが、きのこにも豊富に含まれている「ビタミンB群」なのです。まず「ビタミンB1」には、糖質を、筋肉などに必要なエネルギーに変える働きがあります。目の周りの筋肉を使いすぎると、乳酸がたまり、硬くなったり張ったりしますが、ビタミンB1はこのような筋肉の疲労を回復させる効果があります。摂取量が不足すると、エネルギー不足により、視神経の働きが悪くなり、疲れ目が起こりやすくなるのです。また「ビタミンB2」は、細胞の再生や成長に欠かせないビタミンで、不足すると目の充血や眼精疲労を引き起こすと言われています。また粘膜を保護する作用があり、角膜炎を予防してくれます。そしてビタミンB6は、タンパク質の代謝に関わるため、目の新陳代謝を促してくれます。視神経の機能を維持し、炎症を抑え、目の粘膜を正常に保つ働きがあります。ただ、ビタミンB群は水溶性の栄養素のため、汗と共に失われやすくなります。そのため、ビタミンB群豊富なきのこを積極的に日々の食事に摂り入れていただくことが目のダメージケアに役立ちます」
邦丸「きのこを積極的に召し上がることで、目の健康維持とかダメージ軽減が期待できるということです」
「くにまる食堂 ホクトpresents きのこで菌活~カモン健康!」は毎週火曜日朝11時半ごろ、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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