
邦丸・内藤がいずれ来る「自動車自動運転の時代」に想いを馳せる最終回。
野村邦丸アナウンサーが大将を務める「くにまる食堂」(文化放送・毎週月~金曜9時~13時)。9月25日(木)の最初のコーナー「ニュース一番出汁」では、邦丸アナとパートナーで俳優の内藤剛志が、JR東日本が電車の運転士が車掌を兼務するワンマン運転を一部区間で始めるというニュースについて意見を交わした。
野村邦丸アナ「JR東日本は電車の運転士が車掌を兼務するワンマン運転を、京浜東北・根岸線と中央総武線の一部区間で再来年の春から実施すると発表しました。この『ワンマン運転』、人手不足対策として首都圏の主要路線で計画され、今年春には第一弾として常磐線と南部線で始まっています。運転席に乗客の乗り降りを確認するモニターを設置して、緊急の時には車内のリアルタイム映像を輸送指令室で共有するなどして安全確保をするということです。
さて『JRも山手線はいずれ無人で運行するようにしようか』なんて話もあるし、今文化放送のそばで言えば、お台場などを走る『ゆりかもめ』も無人で運転されていますよね」
内藤「電車じゃないですけども、大阪・関西万博のバスは外周を走るバスは無人ですね。ただ、運転手さんはちょっと監視役として座っていらっしゃったりします。でもハンドルなどは触ってないという……だから車もそういう自動運転ができるようになってますよね。なので車掌さんをやってらっしゃった方は、今どこで何の仕事をされているかと……」
邦丸「多分人員不足で、これも鉄道会社の方に聞いたら、例えば人間ですから体調が急に悪くなることもありますね。以前だったらすぐに代わりの人をってなりましたが、今はそのやりくりが大変なんですって、人員不足で」
内藤「だから科学の進歩である程度以上に、安全はもう確保できるようになったんじゃないですか。例えばカメラやセンサーみたいなもので監視して危険を回避できるから一人でも大丈夫だと。路線バスもある時から車掌さんがいなくなりましたもんね」
邦丸「それ随分昔の話では?」
内藤「だって子供の頃は普通だったじゃないですか。『運転手さん1人なの?』って初めに思った記憶がある。やっぱり安全が確保できるからワンマンになっていったんだと思うし」
邦丸「多分無人運転ってまだ不安に思う方も多いと思いますけど、実際はもっと多いんですってね。無人のセンサーカメラが捕捉できることの方が多いので、人間の場合はヒューマンエラーってのはありますけどAIならそれがない。それを徹底的に詰めて詰めて詰めて『もう大丈夫』ってことになってから完璧な無人に移るって話ですよね」
内藤「でもいずれあと何十年程経ったら『えっ!? 昔運転席に人がいたの?』って聞かれるようになりますよ、きっと。『電車を人が運転してたんすか?』って。センサーの方が当然人間よりもその感度は高いから安全度も高いはず。感覚の問題ですよ。もう、いっそのこと運転席は無くしちゃったらどうですかね?」
邦丸「いや、無くなるっていうか……モーターショーで完璧に運転席が後ろ向いちゃってる車が発表されてましたよ、応接間の様になっちゃう車が」
内藤「だから多分もう出来るんですよ、技術的にはね」
邦丸「最終的に一番難しいのは技術的なことじゃなくて、もし何かアクシデントがあった場合に誰が責任を取るんだっていう、法的な詰めをこれから。もう最終段階に入ってるって話も聞きましたけども、もしも自動運転で事故が起きても『AI、この事故はおまえのせいだろ!』っていうわけにはいかないですからね」
内藤「いかないですよ。だから今は車でもスマホを使って、自分は車内にいなくても車庫入れができるんですよ、実はね。だけどあれは日本の交通法規だとそこで何か起きた場合はややこしいからしない」
邦丸「車庫入れに関しては早くやってほしいよね」
内藤「そう思いますよ。だから狭いところの縦列とかは自分でやるよりも絶対安全だしね。まあ、いずれはそうなりますよ。『車に運転手がいたの?』」
邦丸「『え? 人間が運転したの? コエーッ!』って(笑)」
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