
9月18日に発生したつくばの突風被害、当時の状況は…
毎週日曜朝5時5分からお送りしている「防災アワー」
防災をもっと身近にもっとわかりやすく生活目線でお送りしている番組です。
きょうの「防災アワー」9月18日につくば市で発生した突風被害についてお伝えしました。
翌日、倒壊したプレハブ2階建ての倉庫兼事務所付近を取材…建物は1階部分が完全につぶれ、2階が大きく傾いていました。
朝から片付けを進めていた会社代表は「普段いる事務員(妻)がちょうど休みで、当時誰もいなかった。けが人が出なかったのはよかった。今回は想像を絶する風…台風の時は強風で建物が揺れることはあったが…」と話してくれました。
また、隣の室内野球練習場の店長は、当時の様子について
「急に暗くなり始めていきなり横殴りの雨、物が飛ぶようになってきた。のぼり旗をしまいに行ったが、立っていられない風。1本とるのがやっとで店内に戻ろうとして、振り返ったら建物が倒れていた。想像以上に天気の変化が早い。ある程度天候が悪くなるとわかっていればのぼり旗はしまうといった事前対策が大事」と。
10月にかけて前線や台風の影響で、荒れた天気になることもあります。今後も気象の情報にはご注意ください。
さて、今週も9月1日に東京駅前「KITTE」で開催された「親子で見て、触って、学べる!防災2DAYSひろば」についてご紹介しました。
日本郵便のブースでは「防災備蓄を考える!」コーナーを展開。
もしものときのために必要なもの・大切なものを預けておける防災サービス「防災ゆうストレージ」、来場者はチェックリストで何を預けるか考えていました。
ソフトバンクのブースでは、スマホ上で災害時の行動を学ぶ「スマホ避難シュミレーション」などの防災体験が行われていました。
オープンハウスのブースでは、親子連れが住宅を地震から守る「ゆれを制する制振装置」を体験していました。
来場者は椅子に座り、最初に「制振装置」がない状態で震度4を体感。次に「制振装置」がある状態で震度4を体感し、その差を感じ取っていました。
多くの親子連れが訪れ、子供たちは楽しそうに各ブースを回っていましたが、楽しくないと防災は続かないですよね。
きょうの「防災アワー」聞き逃した方はradikoでぜひお聞きください。
気象予報士・防災士 都庁・気象庁担当記者 伊藤佳子