ハッキリいってライオンズびいきです!「文化放送ライオンズナイター」スタート!!【アーカイブの森 探訪記#64】

ハッキリいってライオンズびいきです!「文化放送ライオンズナイター」スタート!!【アーカイブの森 探訪記#64】

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文化放送を代表する番組といえば、プロ野球中継「文化放送ライオンズナイター」。1982年のスタート以来、西武ライオンズと共に歩み、今もファンに親しまれている。

当時の文化放送は、土日限定でセ・リーグ中継「ホームランナイター」を放送するのみだった。そんな同局が「パ・リーグの中継をしよう」と決断したのは、当時としては大きな挑戦だったに違いない。

実際に1982年4月のタイムテーブル(番組表)を確認すると、当初は20時からの1時間だけ放送。土日のセ・リーグ中継は試合終了までしていたことを考えると対照的だ。

1985年には放送枠を拡大し、試合終了まで中継。「ハッキリいってライオンズびいきです」というキャッチコピーを掲げ、大リーグ(メジャーリーグ)方式の思い入れ放送という、ライオンズびいきの放送スタイルが話題を呼んだ。文化放送といえばライオンズナイターとなったのもこのライオンズびいきの放送が話題を呼んだおかげであろう。

広岡達朗監督の下でヘッドコーチを務めた森昌彦(現・祇晶)氏や西鉄ライオンズの名ショート豊田泰光氏らが解説を担当するなど、解説人も豪華だ。

特に、ちょうどこの頃、西武は黄金期へ。85年オフには桑田真澄氏(現巨人2軍監督)と共にPL学園のKKコンビと称された清原和博氏も入団。球場も放送も、お祭り騒ぎの時代だった。

40年以上の歴史を経て、今も続くライオンズナイター。今年のライオンズは残念ながらBクラスに終わったが、来年こそは2019年以来のリーグ優勝、2008年以来の日本一を目指す西武ライオンズを、ライオンズナイターを聴きながら応援していきたい。

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