
「この人たちは永久に帰って来ない」総裁選その後の自民党はどうなる?
9月29日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と自民党の総裁選について意見を交わした。
新たな連立時代へ突入か?
寺島アナ「自民党総裁選挙をめぐり、読売新聞は国会議員の支持動向を調査しました。自民党の支持層を対象とした電話調査から試算した党員・党友票と合わせると、上位2人による決戦投票となる公算が大きく、小泉農水大臣と高市前経済安全保障担当大臣が先行し、林官房長官が追う情勢だと言います。2割弱の票の行方は不明で、誰が決選投票に勝ち残るか流動的な面があるともいいます。読売新聞が調査した国会議員の支持動向ですが。上念さん、これはどうご覧になりますか?」
上念「まあ、そのとおりなんでしょう。党員・党友では高市さんがリードしてるんですけど、いまいちリードが足りないんですよね。2位と15ポイントぐらい引き離すと、下手すると決選投票なしで決まるかな、ぐらいの話なんですけど、そこまでは引き離してないんですよね。一般的な世論調査では10ポイントぐらい離れてるんですけど、自民党支持者でやると5ポイントぐらいに減っちゃうんですよね。なので、もうちょっと頑張って欲しいなと思うんですけどね」
寺島「日経新聞とテレビ東京が26から28日に実施した調査で、次の総裁にふさわしい人を聞いたところ、高市氏34%でトップ。25%の小泉氏、14%の林氏が続いた。これは、自民党員等々の限ったものではない一般の調査ですね。自民党支持層に限ってみると、小泉氏が33%、高市氏28%、1位が入れ替わって林氏が20%だったといいます。こういう数字も出てくるんですね」
上念「自民党支持層っていうのは、要はすごい保守的な人とかは、もう支持しなくなって抜けちゃってるので、多分こうなってると思うんですよ。高市さんの強みは、もう自民党を支持しなくなっちゃったけど、まだ党費を払っていて投票権がある人を自民党支持に戻せることだったんですけど、なんか戻し切れてない感じなんですよね。高市さんをもってしても戻し切れないとなると、もうこの人たちは永久に帰って来ないなみたいな話で、そうすると、新たな連立時代へと突入なのかな、みたいな気がします」
「おはよう寺ちゃん」は平日朝5時~9時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。 radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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