
終盤を迎えた自民党総裁選に新たな展開!林芳正氏猛追で三つ巴に。
10月1日(水)の「おはよう寺ちゃん」(文化放送)では、水曜コメンテーター・経済アナリストの森永康平氏と番組パーソナリティの寺島尚正アナウンサーが、自民党総裁選が林芳正官房長官の善戦により、三つ巴の様相を呈してきたというニュースについて意見を交わした。
森永氏「去年と同じで小泉進次郎氏にネガティブな情報が出ているので、林氏の可能性は以前より高まってきているという印象」
寺島尚正アナ「終盤を迎えた自民党総裁選挙で、実施が確実視される決選投票に、どの候補者が2位で滑り込むかが焦点となってきました。序盤は小泉進次郎氏と高市早苗氏の二強対決とみられていましたが、ここへ来て現内閣官房長官の林芳正氏が国会議員の支持を集めて猛追し、三つ巴となっています。2位になれば決戦投票で逆転する可能性が残るため、上位3陣営は生き残りに躍起となっています。当初予想されていた2強対決の構図が崩れた要因は、林氏の善戦です。産経新聞の調査によると小泉氏が議員票295票のうちおよそ3割を固める一方、林氏が旧岸田派を中心に2割弱を固めていることが分かりました。これに対して高市氏は旧安倍派や保守系の議員を中心に1割強の支持に留まっていると言います。林官房長官のこの猛追ですが、これは森永さん、どうご覧になってますか?」
森永康平「やはりですね、元々5人出ているうちのあえて上3人を選べと言われたら、小泉さん、高市さん、そしてそこに続くのが林さんだったんですね。一応各メディアは小泉さんと高市さんの一騎打ちだ! みたいな話になってるんですが、例えば先月末に出た各新聞社の調査を見てみると、朝日とかが出している党員票、これの獲得予想を見ると進次郎さんが1位で、2位が林さんなんですよね。高市さんは3位になっている。あとは前回去年の総裁選の際も、結局石破さんが最後逆転という形になったわけですけど、その石破さんが今回出馬しないので、石破さんに入れた人たちってどこに流れるんだろうってなってくると、今の石破政権を基本的に踏襲するということ、そして自民をひとつにまとめるというような話を大きく出している小泉さん、林さん。こういうところに流れる可能性があるということですね。一方で、ここのところ小泉進次郎さん関連のネガティブなニュースが出てますよね、ネットの書き込みのヤラセがあったんじゃないかとか。あとまた昨日の夜だったかな? なんか党員を無理矢理減らしていたんじゃないかというような話が出てたりとか、どこまでがどれぐらいの事実なのかっていうのは今の時点は分からないですが、ここに来て結構ネガティブな情報が進次郎さんに対して結構出てきてますから、これなんか去年と一緒なんですよね。去年も『進次郎さんが行くんじゃないか』みたいな話が当初はあったものの、去年に関しては介護規制の緩和とか夫婦別姓だとか、自分からある意味エラーして落ちていった感じですが、今回はまたちょっと違う角度からネガティブな情報が徐々に出てきてしまってるんで。だからもしかしたら、林さんの可能性っていうのは、例えば1週間前や2週間前と比べると高まってきてるのかな、という印象は受けますね」
寺島「朝日新聞が29日までに総裁選で投票権を有する国会議員の295人のうち、接触できた270人に『支持する候補者』を尋ねました。先ほど森永さんがご指摘の通り、226人が名前を挙げ、44人が態度を明らかにしなかったんですが、この判明分で最多の支持を集めたのが小泉氏ですね。目立ったのが小泉氏と同じ無派閥議員で、菅元総理ら33人が集まった他、麻生派の14人を軸に旧派閥を横断する形で支援を得ているということです。これね、今ご指摘の通りいろいろ問題を抱え始めてますから」
森永「そうですね。そういう意味で言うと、やっぱり初回の投票は結局過半数を割るっていう話になって、去年同様決戦投票にっていうことになる可能性は上位2人、高いと思いますけれども、そうなってくるとやはり去年のパターンと同じで議員票だけでってなった時に、結局林さんにまくられるみたいなことは十分起こりうるんじゃないかなと。また高市さん陣営は、そこはかなり気にしている部分だと思いますね」
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