
大竹まこと「リスクがあるって言ってるようなもの」東電が新潟に1,000億円基金、原発再稼働への理解求める
10月9日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、 再稼働を目指す柏崎刈羽原発がある新潟県の地域貢献策として、東電が約1,000億円規模の資金を拠出する方針を固めた件について取り上げた。
番組ではまず朝日新聞の記事を紹介。
東京電力ホールディングスが、新潟県の地域振興に充てられる基金に、およそ1,000億円の規模で拠出する方針を固めた。
柏崎刈羽原発の再稼働を見据えたものであり、県の理解を得たい考え。
砂山アナ「県としては、発電した電気は関東方面に送られる、でもリスクはある。そういう意味では地域への経済的なメリットがある貢献策を要望していたということです」
大竹まこと「リスクがあることですよって言ってるようなものだけど……」
以前この番組では、柏崎刈羽原発の再稼働にまわつる、県民意識調査の結果を取り上げたこともあった。
青木理「県民意識調査の結果は、結構拮抗していたと。原発を動かすこと自体を多少容認できる人たちはいるんだけど、今の東電に動かさせることには60%くらいの県民が非常に不安を感じていると。新潟県知事としてはそろそろ結論を出さなくちゃいけないところで、進むも地獄、去るも地獄のような状況になってる。そこに東電としては1,000億円出すから頼むよ~ってことなんでしょうね」
大竹「地域の活性化に使っていいからさあ、みたいな」
このやり方について、青木や大竹らは「昔からの手法ですよね」と頷き合う。
大竹「地方には産業も少ない。そこに原発ができて、地元に住んでる高校生が就職すると『あの子はなんとかって(有名な)電力会社に入ったんだよ!』っていう風に、それだけで(立場や生活が)保証されるみたいなことが、各原発で起きてたわけだよね」
青木「言葉は悪いですけど、過疎地域みたいなところに、札びらで頬を叩きかながら迷惑施設を押し付けてきたって構図を、また露骨に表すようなニュースだなと思いました」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午前11時30分~午後3時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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