
【第37回出雲駅伝】早稲田大学・花田勝彦監督 レース後インタビュー
スピードの“出雲”、伊勢路を舞台に大学日本一を決める“全日本”、そしてクライマックスの“箱根”。文化放送では、今年も「学生三大駅伝」をすべて実況生中継!
文化放送では「学生三大駅伝」の幕開けとなる第37回出雲駅伝を10月13日(月・祝)午後1時より、解説に大志田秀次さん(明治大学体育会競走部駅伝監督)をお招きし、実況・斉藤一美アナウンサーでお送りしました。
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━━今日のレースを振り返っていかがですか
「3区の鈴木(琉胤、1年)は私の設定通りの走りでした。想定よりも強い向かい風の中で24分16秒というタイムを出せたのは強いと思います。2区の山口(智規、4年)も16分台前半の想定より20秒ほど良く、15分台でまとめてくれました。4区の佐々木(哲、1年)も前半は少し突っ込みましたが、想定より良く、それ以上に國學院の辻原(輝、3年)選手が良かった。どの監督も4区は勝負の鍵に挙げていた区間で、あえて1年生の佐々木をチャレンジさせた。結果は思うようにいかなかったと思うが、彼にとっては良い経験になったと思います」
━━3・4区で順位を落とした要因は
「國學院が非常に強かったですね。3区の野中(恒亨、3年)選手の走りは想定以上でした。國學院の選手の走りが本当に素晴らしかったです」
━━先頭争いの展開は作れたが?
「事前から『先頭に立つレースを経験する』『区間賞を狙う』という目標を掲げていたので、その点では今後に繋がるレースになりました」
━━アンカーでの逆転について
「5区終了時点でトップの國學院と40秒ほど差があったので正直厳しいと思いましたが、“行けるところまで行こう”とは話していた。中間地点で20秒差まで詰めた時は『もしかして』と思いましたが、上原(琉翔、4年)選手も力がある。(國學院と)襷が渡った時点で10秒差なら勝てたかもしれませんが、40秒差はさすがに難しかった。それでも見せ場を作ってくれたので良かったです」
━━5区、堀野(正太、1年)選手の走りは?
「本来は先頭と競るか貯金を残した状態で堀野に襷を渡して優勝を狙う展開を想定していたが、23秒差の2位という流れでは少し厳しかった。前半から積極的に突っ込みましたが、前の國學院も速く差が縮まらなかった。後半やや失速したが、追う展開を経験できたのは今後にとってプラスだと思います」
━━國學院大學をどの程度ライバルとして意識していたか?
「正直、國學院はマークしていなかった。ただ箱根で上位だった3校(青山学院、駒澤、國學院)のうち2つには勝ちたいと思っていた。駒澤と青山学院に結果的に勝てたのは自信になりますが、國學院はやはり強かった。前田監督を中心にうまくチームを作ってきていると思います」
━━全日本大学駅伝に向けて
「まだ区間等の細かいことは考えていないが、これからの3週間でどう仕上げるか。とにかく怪我人を出さないことが最優先です。我々は選手層が薄いので、万全の状態で臨めるようにしたいです」
━━主将の山口智規は“力負け”という評価をしていたが
「うちが悪かったというより、國學院が想像以上に強かったという印象です」
━━今後の駅伝に向けて今回出走した選手以外にも起用できる選手がいるか?
「今回は控えに回った間瀬田(純平、4年)、宮岡(凛太、4年)も調整段階では非常に状態が良かった。8人全員が万全で臨めたのは収穫です。全日本はエントリーが16人になるが、本番に向けて実際に準備するのは12〜13人の予定。その全員がどの区間でも走れる状態を作ることが大事です」
━━来週の早稲田競技会にはどんな選手が出場するか
「次のステップを目指す選手や、全日本・上尾ハーフに向けて調整する選手が出る。全員が出場するわけではありません」
◆『オレは摂取す』 Presents 第37回出雲全日本大学選抜駅伝競走実況中継◆
2025年10月13日(月・スポーツの日) 13:00~15:30
解説:大志田秀次(明治大学体育会競走部駅伝監督)
実況:斉藤一美アナウンサー(文化放送)
◆聴き方いろいろ◆地上波FM91.6/AM1134 radiko インターネットラジオ
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この記事の番組情報

『オレは摂取す』Presents 第37回出雲全日本大学選抜駅伝競走実況中継
10月13日(月・祝) 13:00〜15:30
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