
自公の連立解消は熟年離婚のドラマのよう
ニュースキャスターの長野智子がパーソナリティを務める「長野智子アップデート」(文化放送・月曜日15時~17時、火~金曜日15時~17時35分)、10月13日の放送にジャーナリストの二木啓孝が出演。自公の連立解消、自民党の高市早苗総裁の今後について解説した。
長野智子「自公の連立解消は政治史にとって大きな出来事です。改めて解説していただけますか?」
二木啓孝「先週から背景をいろいろなメディアが言っていますけど、私はずっと単純に考えていて。あ、熟年離婚か、と」
長野「はい」
二木「公明と別れるとなったとき、高市さんが『一方的に言われた。なぜ私が……』というふうに反応した。これって妻から熟年離婚を迫られた夫が言うセリフだよね、と。長年の横暴な亭主の対応について、ずっと思ってきた熟年離婚ね。奥さんの不満、コップの中で増え続けた水が、ついにあふれた。亭主は奥さんをないがしろにして、どうせついてくるだろう、という驕りが続いて奥さんはずっと耐えていた、という」
長野「はい」
二木「しかも義理のお父さんの麻生太郎という人が、公明党はガンだ、と言っている。26年間連れ添って来たけど、もうイヤだよ、ということだと思う」
長野「しかも外でほかの人と会ってね」
二木「10月5日にこっそり玉木雄一郎さんと会った。何をデートしているんだ、と」
長野「一般的な熟年離婚だと、別れてから奥さんがすごく元気で楽しくて満喫したり、別れられてしまったほうが悲しくなったりする。今回はどうなるんだろうな、と」
二木「公明党の人たち、あースッキリした、というのはあるけど、はて、生活どうするのかな、というね。亭主はポツンと家にいて、誰を引きこもうか、みたいなさ。熟年離婚のドラマを観ているような気もします」
長野「現実世界では指名選挙ですよね。どうなるんですか」
二木「そもそも高市さんは総理になるの、と。立憲民主党が、我々は首班指名で野田だとこだわらないから、国民民主党は来て下さいよ、と会談が始まる。立憲民主党の全体の憲法、安保、原発の基本政策は違うんだ、と。ここをすり合わせるために、あなたがたは内部で調整してください、という話にたぶんなる」
長野「うん、うん」
二木「一方で日本維新の会は国民と立憲がまとまるのであれば話し合いに応じてもいい、ということ。これ、野田さんがまとめきるかというと、まとめきれないだろうな、と」
長野「思ってみれば、国民と立憲は元・民主党です。バラバラだから当時、分裂したんですよね」
二木「当時、民主党が小池さんの都民ファーストと合体しようとなって、合体したとき小池さんが排除の論理といって幹部の人たちは来ないで、と。何を言っているんだ、といって枝野さんが立憲を立ち上げる、というのがあった。小池さんはスッと引いて残ったメンバーが国民民主党をつくった。となると、もう人間的にダメなんです」
このあとは自民党の高市早苗総裁が首相になった場合の行方についての解説が展開した。詳しくはradikoのタイムフリー機能で確認してほしい。
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