
【お天気気象転結】記録ずくめの10月
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「佳子・純子のお天気気象転結」。気象予報士の伊藤佳子記者・鈴木純子アナウンサーが、毎日にちょっと役立つお天気情報をお届けしています! この記事では全文をご紹介。
▼10月17日配信号 担当
鈴木純子
10月13日(月・祝)スポーツの日は、西日本中心に真夏日続出となりました。
アメダス観測地点で最高気温30度以上になったのは151地点。名古屋市は31度で今年101回目の真夏日。過去最多を更新しました。広島市の30.4度はこの地点で最も遅い真夏日。さらにこの日全国一位の33.6度を記録した鹿児島県肝付町前田は、前日35.0度を観測し、日本国内で最も遅い猛暑日記録を更新しています。東京は25.2度の夏日でした。今後温暖化が進むと、11月に真夏日なんてこともあるかもしれません。
また台風22号、23号が立て続けに伊豆諸島に接近し、甚大な被害が出ました。人的被害が今のところ無いのは幸いですが、ヤシの木が根こそぎ倒れる。屋根が飛ぶなど、被害は深刻です。停電と断水で非常に不自由な暮らしをしている方がおられます。八丈町では停電が一度復旧したのに23号の接近で再び停電になってしまったところがありました。一日も早い復旧を祈ります。
△思わず目を見張りました
この真っ赤な夕焼けは10月8日(水)の午後5時30分に浜松町で撮影しました。この日各地で鮮やかな夕焼けが見られXには夕焼けの写真があふれていました。
写真を見たリスナーさんが「夕焼けは晴れって言うから明日は晴れですね」とXに書いていたのですが、翌日の予報は曇り。どうやら台風22号の接近で湿った空気が流れ込んでこのような鮮やかな夕焼けになったようです。
△小学6年の同級会
10月12日(日)小学校6年生のときの担任の先生を囲む同級会を開催しました。きっかけは岩手県に住む先生から届いた一通のハガキ。三連休に東京の息子のところに行くから会えないか?
出来るだけ多くの人と会えると嬉しいとあります。先生とは卒業してから43年間年賀状をやり取りしており、ラジオも聴いてくれて、防災の本も購入し応援してくれていました。先生は現在岩手で奥様と二人、教員を引退された後は農業をしながら悠々自適の日々のようです。
あれ?もしかして私、幹事?今でも仲良くしている友人とともに43年前の同級生の連絡先をたどる作業が始まりました。個人情報保護のご時世。SNSを駆使しても難航しました。結局7名が集まり、旧交を温めました。数十年ぶりに会う先生が元気かどうかすごく不安だったのですが、御年75歳になる先生はとてもお元気。はつらつとしていました。
集まってくれた同級生も皆元気で、先生のことをよく覚えており、43年前のエピソードで盛り上がりました。
給食のときや放課後に教室でラジオをかけていた先生。日記を毎日提出させてコメントを書いてくれていました。そのほか昔ならではのエピソードも満載なのですが、これだけの人が集まるということは先生の人徳だなぁと思います。友人と私が6年生のときに渡した「先生への通知表」を保管していて持ってきてくれたのにも驚きました。
△通知表裏面の修了証
我々も親の事、子どものこと、色々と大変な年代ですが、小学生時代の昔話に花を咲かせる時間はとても貴重で、明日への元気をもらえました。
忙しい中都合をつけて集まってくれた皆に感謝です。
気象予報士 鈴木純子
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