【アナコラム】甲斐彩加「等身大の声を届けていきたい」
文化放送メールマガジン(毎週金曜日配信)にて連載中の「アナウンサーコラム」。週替わりで文化放送アナウンサーがコラムを担当しています。この記事では全文をご紹介!
▼10月24日配信号 担当
甲斐彩加アナウンサー
文化放送に入って3年目の秋。
この秋から、担当番組がガラッと半分ほど変わりました。
もともと憧れていたのは、「さわやかな朝のニュース番組」に出てくるような
“きちんとしたアナウンサー”。
新卒の採用試験でも「朝の顔になりたい」と話していたほどです。
(実は朝が苦手だからこそ、自分を律して“ちゃんとした大人になりたい”と思っていたのかもしれません…笑)
もともと根が真面目で、どちらかといえば生真面目すぎるタイプ。
その性格が、アナウンサーとしての壁にもなっていました。
「殻を破って」「もっと素を出して」とよくアドバイスをいただいていたものの、どうしても難しくて。
そんな私が少しずつ“自分らしさ”を出せるようになったのは、前の職場・南海放送でのロケや料理コーナーの収録の経験がきっかけでした。




そして文化放送へ。
新しい環境では、またしても“殻を破る”ことの難しさにぶつかりました。
緊張のあまり、気づけば“当たり障りのないトーク”に逃げていた私。
そんな中で出会ったのが、番組『てるのりのワルノリ』でした。
オテンキのりさんと吉田照美さんという、あたたかくも鋭いお二人に囲まれて、思い切った発言をしても受け止めてもらえる安心感。
時にはちょっと失礼なことを言っても、それを笑いに変えてくださる懐の深さ。
この番組で、ようやく 良い意味で“アナウンサーとは”という固定観念から抜け出せたように思います。
そんなてるのりもこの秋で終了。
「今こそもう一度、正統派アナウンサーへ戻るチャンスかも?」と思った瞬間もありましたが、せっかく殻を破っていただいたのだからこそ、これからは“思い切り自分らしく”放送に臨もうと決めました。
新番組『ウタガタリ』では「カイコラム」や「西野カナガタリ」など、自分の言葉で語る時間が増えました。「女王アヤの秘密の部屋」という変なコーナーもあります。(このコーナーは、私 甲斐は出演していないんですけれどね。噂では、鞭の音が鳴り響いているそうです…)
『春風亭一蔵 ラジオマガジンフライデー』では、春風亭一蔵さんや水谷加奈アナウンサーと「令和マジカルスターシャインメイクアップ☆」コーナーでトレンドを楽しく発信。今のところ、2人が知らな過ぎて「本当に流行ってる!?」と疑われていますが…。
『カウントダウン80’s』では太田英明アナウンサーと80年代の曲をかけながら、80年代の出来事に関するクイズなどでトークを繰り広げ、『野村くにまる 日曜ぐらいは…』では“トリセツクイーン”として競馬を語っています!(いまだ馬券的中ゼロですが…笑)
これからも、“アナウンサーらしさ”と“私らしさ”のバランスを探しながら
等身大の声を届けていきたいです。




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