高市早苗新総理誕生に対しての各紙編集委員の論評を読んだ大竹「いつも俺が気にするのは分断」

高市早苗新総理誕生に対しての各紙編集委員の論評を読んだ大竹「いつも俺が気にするのは分断」

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10月22日(水)の大竹まことゴールデンラジオ(文化放送)は、朝日新聞・東京新聞・読売新聞の3誌の高市早苗新総理誕生に伴って書かれた編集委員による論評を取り上げ、大竹まことがコメントした。

朝日新聞「再編含み、歴史的な分岐点 高市内閣発足 政治部長・松田京平」では・・・

高市氏は9月朝日新聞のインタビューで自らを穏健保守だといい、外国人政策を排外主義ではないと主張した。政権が言葉通り外国人との共生や多様性を確保し、排外主義と一線を画せるのか注視したい。
政治の役割は分断や対立をあおらず異なる意見を包摂することにある。ネットでは高市氏を支持する人と批判する人の応酬が続く。支持者向けではなく国民全体の代表として冷静な判断が高市氏に求められている。

東京新聞「「ガラスの天井」の先にあるもの 政治部長・関口克己では…

保守色やナショナリズムが色濃く、時代の要請であるはずの多様性に乏しい。どこか息苦しさすら感じる。
少数与党を引き継ぐ高市氏は参政党で排外主義的な主張を繰り返した参政党や日本保守党にも協力を求めるだろう。保守の旗印でまとまる政権側に対し、野党がどう向き合うのかは重く問われる。連立政権で自民党と袂を分かった公明党は中道の立ち位置を取り戻したように映る。立憲民主党や国民民主党などを加えた中道リベラルの枠組みは明確になった。高市政権の発足で新たな政党の勢力図ができる中、野党がバラバラのままでは保守化の加速にブレーキはかからない。

 

読売新聞「胆力と繊細さを…編集委員 伊藤俊行」では…
持論を抑えれば支持層が不満を抱く。異なる意見をねじ伏せれば分断が進む。その図式が、 豹変を変節と決めつけ、丁寧さを優柔不断だと嘲笑するSNSの一部の声で先鋭化する時代に国政を担う自民党の高市早苗・新首相には、勢いに流されない胆力と、左右上下の小さな声にも耳を澄ます繊細さが求められる。

砂山アナ(アシスタント)「全体としては、やっぱり格差の社会の中では中間層を厚くする、これが新政権の急務ではないかと書いてあります。これまでが、一応三誌ピックアップした各誌の論評ですね」
大竹まこと「あれだね。これは東京新聞かな。立憲とか国民とか、これに中道を捉える公明党とかリベラルの枠組みが明確になった。どうなんだろうなと思うんだけど、そうかもしれないとも思うんだけどね。これがちゃんとまとまって行かないとこの見出しにあるようにちょっと右よりなタカ派タガが外れるという見出しの東京新聞もあるわけでちゃんと政権にものが言える中道。この中道もね、ちょっと近頃わかりづらくなってきたんだよなあ。何が中道なのかっていうのがね。その辺は問題があるなあと思うものの、これは読売新聞だね。読売新聞は「持論をおさえれば支持層が不満を抱く。異なる意見をねじ伏せれば分断が進む」と。その図式が結構明確になってくるとどうするんだと。SNSなんかでは先鋭的な意見が多いけども、でも、やっぱりいつも俺が気にするのはこの分断なんだよね。分断してっちゃうとかなり意見が右でも左でも偏るよね。だからその中で政権は野党のことも聞きながらやっていくっていうのが大事なんだけど、でも、SNSなんか見てると右も左も先鋭化された意見ばっかしがバンバンバンバン出てくるとそっちの意見に引きずられる可能性も出てくるなあという懸念があるんだけど、各新聞いろいろなことを書いてるけど、やっぱり対立はあっていいと思うんだけど、どう収めるかも考えないと日本がどこに動いて行っていいのかわからなくなる。ただ政権は今まで言われてる新聞の見出しの通り、タカ派だということは確かなんでここにはあんまりその安保の改正でも軍事費のことでも、あまり予算をたくさんとってっちゃうとほかのところは当然足らなくなるだろうなというふうに思うんだけど、その辺をどう処理していくのかなっていうふうに思う。

トランプ大統領への対応も難しくて、トランプ大統領と仲良くするというのも難しい。仲良くするっていうことはトランプ大統領はヨーロッパ各国に軍事費を3.5%望んでるわけだよ。日本はこの辺を2%ぐらいにしようとしてるんだけど、これどうするんだと。一方ではこの2%でも、軍事費は43兆円になっちゃう。それでも大きいよね。問題はその43兆円という中身が最初にこれかくありきの話になってるんだけど、中身をどうするかってのを詰めて、省けるものは省いていこうとしてほしいと思うんだけども、そんなことよりトランプ大統領は、アメリカは軍事産業。これで結構儲けてるわけだよね。トマホークもアメリカが持ってて、これを今ウクライナの方にどうするかっていうので、ちょっとウクライナはこの射程の長いトマホーク欲しいわけだけども、その辺のことをどうするかっていうところも問題になってきて、この後日本もこの政権になってからだけども、トランプ大統領の言う自国ファースト。そういうのが台頭してくると今まで作ってた国連だとか、いろんな枠組みが壊れちゃうんじゃないかなと。自国ファーストは日本の参政党も日本人ファーストというふうに言ってるけど、どうなんだろうなと俺は思うんだけど、そうすると多様性みたいなことがそれはもう職業でも、それ以外のところでも、新しい多様性ジェンダーのことも選択的夫婦別姓のことも多様性を進めていこうとする方向性がちょっと危うくなってくるなっていう気がするね」

 「大竹まことゴールデンラジオ」は平日午前11時半~午後3時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。 

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