選択的夫婦別姓は「したい人はする、したくない人はしない」
12月4日の「大竹まこと ゴールデンラジオ」(文化放送)では、結婚後の旧姓の通称使用の法制化について取り上げた。
番組では朝日新聞の記事を中心に紹介。
結婚後の旧姓の通称使用を法制化するため、政府は関連法案を提出する方向で調整に入るという。
だがこれはあくまで、夫婦同姓の維持を前提としたもの。狙いは同姓ゆえの不便を解消するためである。
この法案が成立した場合、選択的夫婦別姓の導入において、政治的な流れは停滞する可能性がある。
大竹まこと「新聞にも書いてあったけど、強制的な夫婦同姓は日本だけなんだよね? (別姓反対者は)同姓にしないと家族の関係が壊れてしまう、って言ってるけど……」
青木理「じゃあ(別姓を認めている国の)家族の関係は壊れてるのかって話になっちゃうんですけどね」
大竹「家族の関係はこういうことじゃなくても上手くもいくし、壊れてもしてるよね。そもそも離婚って壊れたからしてるわけだから」
青木は夫婦別姓が法的に認められない件について、「民主主義の根幹に関わる問題」と指摘する。
青木「『強制的』夫婦別姓だったら、反対の人にも配慮しなくちゃいけないのはわかる。でも『選択的』なので。もし選択的夫婦別姓が導入されることになったとしても、恐らくですが導入したい人は少数派でしょう。多数派の人たちは結婚して夫婦同姓にする。当面の間はそうなると思うんです。『したい人はする、したくない人はしない』。誰も困らないと思うんですけど、それでもダメだというのは……。
もしも誰かが勝手なことをして、金銭的、物理的、肉体的な被害があるというのなら、それはお互いに妥協し合わなくちゃいけないでしょう。だけど例えば僕が別姓にしたとしても、このスタジオの誰にも迷惑はかからない。それでも別姓がダメだというのは、民主主義の根幹に関わるようなことだと思う。それが『旧姓の通称使用』という方に捻じ曲げられていくのかどうなのかと僕は思っています」
「大竹まこと ゴールデンラジオ」は午前11時30分~午後3時、文化放送(FM91.6MHz、AM1134kHz、radiko)で放送中。radikoのタイムフリー機能では、1週間後まで聴取できます。
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